■ 18チームでの争いになる2019年2019年のJ3は18チームでリーグ戦が行われる。JFLで3位になったヴァンラーレ八戸がJ3に初昇格を果たした一方で、FC琉球と鹿児島はJ2昇格を果たした。J2からは熊本と讃岐が降格してきて、U-23の3チーム(FC東京U-23・G大阪U-23・C大阪U-23)は来シーズンもJ3に参戦することになった。結局、FC琉球と鹿児島が抜けて、熊本と讃岐と八戸が新たにJ3に参戦するのでかなりフレッシュな顔ぶれになったと言える。
18チームの中でJ2を経験しているチームが6チームもある。また、秋田や長野は過去にJFLやJ3で(成績面での)J2への昇格資格を満たした経験を持っている。「本気でJ2昇格を狙っているクラブ」、「何が何でもJ2に昇格しないといけないクラブ」がたくさんあるので2019年は過去最高レベルで面白いシーズンになるだろう。ちなみにグルージャ盛岡は来シーズンから「いわてグルージャ盛岡」というチーム名に変更になる。
J3の各クラブも来シーズンに向けて戦力補強を行っている最中になるが「本命がどこなのか?」を今の時点で言及するのは難しい。J2経験のある富山・鳥取・熊本・讃岐・群馬・北九州に加えて秋田や長野あたりが上位候補と言えるがどのチームも決め手を欠ける。近年はJ2からJ3に降格してきたチームがJ3で苦労するケースが多いので「J2経験が豊富である点」もJ3を戦う上では大きなアドバンテージにはならない。