清水エスパルス→ 開幕前の清水の前評判は非常に低かった。多くの人が降格候補の1つに清水の名前を挙げていたがFW北川航やMF金子翔やDF立田など若手が急成長して8位に入った。6位に入った2010年以降ではクラブ史上最高成績になる。チームを立て直したヤン・ヨンソン監督の続投はすでに確定しており、新シーズンは上位躍進が期待される。能力の高い若手が多く在籍しているので勢いに乗っているクラブと言える。
話題の中心になっているのは契約満了でチームを離れることになった選手になるが、MFミッチェル・デュークとDFフレイレの退団が確定した。加入2年目のDFフレイレはJ1で29試合に出場。主力のCBとして躍進に大きく貢献した選手になる。意外なタイミングでの契約満了になったがCBのポジションは五輪代表のDF立田が控えている。今シーズンは右SBで起用されたが本職のCBに移る可能性が高まった。
DFフレイレの契約に関する詳細な情報は流れていないが「DF立田がいるので強く慰留しなかった。」とも考えられる。守備の要として清水を支えていかないといけないDF立田をCBで起用することを最優先に考えた結果であるならば納得できる。DF立田が抜けると右SBが手薄になるがDFエウシーニョ(川崎F)の獲得に乗り出している。ゴトビ監督の頃から右SBは弱点になっているので獲得できたら大きな戦力になる。
その他ではMF兵働が現役を引退して、DF角田とFW長谷川悠とGK植草は契約満了。福岡に期限付き移籍していたMF枝村も契約満了になったのでベテランの多くがチームを去ることになった。もともと若いチームだったがさらに若いチームになる可能性が高まっている。新卒の選手ではMF西澤(筑波大)の加入が確定している。評価の高い選手なのでプロ1年目から即戦力として活躍することが期待されている。