■ 監督交代を実施した福岡と岡山3位でプレーオフに進みながら2回戦で東京Vに敗れて2007年以来のJ1復帰を逃した横浜FCはFWイバとMFレアンドロ・ドミンゲスの2枚看板をしっかりと引き止めることが出来れば言うまでもなく「昇格候補の1つ」になる。最終節で引き分けに終わったことで惜しくも7位でプレーオフ出場を逃した福岡は井原監督の退任が確定済み。新監督が誰になるのか?は現時点では分からないが変化の時期を迎えている。
夏の移籍市場でFWバラルとFWピーター・ウタカを獲得して快進撃を見せた徳島だったが終盤に入って大失速。一時は昇格争いのグループの輪の中に入ったが終盤戦の戦いぶりは何とも残念なものだった。リカルド・ロドリゲス監督の去就に関する情報は流れていないがFWバラルの退団は確定した。DF広瀬陸の移籍も決まっているが有望な選手が多いチームなので「主力の流出」に悩まれる可能性もある。
近年の中ではクラブ史上最高の順位となる10位に食い込んだ水戸は長谷部監督の続投が決定した。期限付き移籍の選手が多いので彼らの動向が注目される。開幕ダッシュに成功したものの右肩下がりのシーズンになって最終的には15位に終わった岡山は長澤監督の退任が決定。有馬監督の就任が濃厚となったが年代別の日本代表の監督を務めた経験のある有馬監督の元で再スタートを図ることになった。
14勝14敗14分けで12位と何とも微妙なシーズンになった山形は天皇杯でベスト4に進出。旋風を巻き起こした。天皇杯を制していたらACLの出場権を獲得できたが準決勝で仙台に敗れた。木山監督の続投は確定しているが勝負の3年目になる。今シーズンは期待されたFWフェリペ・アウベスやMFアルヴァロ・ロドリゲスなど外国人選手がさっぱりだった。外国人が戦力になるようだと上位を目指せるだろう。