■ 本命は柏レイソルJ1の磐田とJ2の東京Vが対戦した参入決定戦は2対0でホームの磐田が勝利した。磐田は何とかJ1に踏みとどまって東京Vは2008年以来のJ1復帰を逃した。これによって2019年のJ2の22チームの顔ぶれが確定したがJ1からは柏と長崎が降格して、J3からはFC琉球と鹿児島がJ2に昇格してきた。その一方で松本山雅と大分と熊本と讃岐がJ2から抜けることになったが、かなりフレッシュな顔ぶれになったと言える。
全チームのカテゴリーが確定してこれから本格的にストーブリーグが開幕するが2019年のJ2は柏が中心で回っていくだろう。J2でプレーするのは2010年以来なのでかなり久しぶりになるが2010年のときは新加入のMFレアンドロ・ドミンゲスを中心にJ2制覇を達成。1年でのJ1復帰を達成している。Jリーグでの実績や資金力では柏が頭1つ抜け出た存在になる。よほどのことがない限りは「柏が大本命」と言われるだろう。
やはり、心配されるのは、主力をどこまで引き止めることが出来るのか?である。GK中村航やMF伊東純は代表クラスの実力を持っており、MF江坂やMF瀬川祐やDF小池龍やDF中山雄やMF手塚なども評価の高い選手である。MF伊東純やDF小池龍に対しては欧州のクラブも強い関心を寄せているので「海外移籍」というのも十分に考えられるが、昨今のJリーグの傾向を考えると柏が草刈り場になることは考えにくい。
もちろん、主力級の選手をすべて引き止めるのは無理だと思うが、今シーズンの開幕前の時点では「J1の上位候補」と言われたチームである。今シーズンは降格組の大宮と新潟と甲府がJ2でも苦戦を強いられたがもともとの評価や戦力値は大宮や新潟や甲府とは大きく異なる。よほどのことがない限りは「戦力的に頭1つ抜け出た状態」で開幕を迎えるだろう。言うまでもなく「1年でのJ1復帰」は至上命題と言える。