■ 大詰めを迎えているJリーグJ1は残り1節となった。すでに川崎Fのリーグ連覇は確定しているがACLの出場権争いと残留争いが熾烈を極める。特に残留争いについてはかつてないほどの大混戦になっており、柏と長崎のJ2降格はすでに確定しているが、磐田・湘南・鳥栖・名古屋の4チームは16位の可能性を残している。参入決定戦に回ることは絶対に避けたい。最終節の対戦カードは名古屋 vs 湘南、川崎F vs 磐田、鹿島 vs 鳥栖となる。
ホームで戦えることを考えると名古屋が少し有利と言えるが湘南は引き分けでもOKとなる。一方、磐田と鳥栖は大変な相手と最終節で戦うことになった。当事者ではない人たちにとっては面白過ぎる展開になっているが、最も名誉な個人賞であるMVP争いも熾烈を極める。昨シーズンは34試合で23ゴール8アシストを記録したFW小林悠(川崎F)の一択と言えたので予想はしやすかったが今シーズンは接戦になっている。
一時は広島が首位を独走していたがあのまま広島が首位のままでゴールテープを切った場合はFWパトリックがMVPの最有力候補と言えた。20ゴールをクリアしているFWパトリックが「文句なしのMVP」と言えたが状況は大きく変わった。前半戦(1節-15節)は失点が極めて少なかったので正キーパーのGK林卓人もMVP有力候補に挙げられたが、後半戦(16節以降)は失速。GK林卓人はMVPレースからは脱落した。