GK 権田修一 (サガン鳥栖) ・・・ なし
→ パナマ戦に次いで新生・日本代表では2試合目のスタメンだったが攻め込まれるシーンがほとんどなかったのでキーパーの見せ場はほぼ無かった。アピールするのは極めて難しい試合展開になった。ポジション争いは熾烈なのでGK権田にとっては拍子抜けする試合展開になったがスタメン起用されたことに意味がある。GK東口とGKシュミット・ダニエルとGK権田の正キーパー争いは誰が優勢なのだろうか?
DF 室屋成 (FC東京) 6.0
→ 前半は右サイドのMF伊東純のところから攻撃がスタートするケースが多くてDF室屋の攻撃参加も目立った。サイドを突破して何度かクロスを上げるなど攻撃面でも良さを発揮した。MF伊東純との関係性はかなり良かったと言える。後半になるとどちらかというと左サイドから攻撃を仕掛ける場面が増えたのであまり目立たなくなった。大きなアピールは出来なかったが試合展開等を考えると仕方がない。
DF 三浦弦太 (ガンバ大阪) 6.5
→ DF吉田のパートナー探しが重要なテーマになっているが3人は「横一線に近い。」と考えられる。DF三浦弦とDF槙野のCBコンビとなったがDF三浦弦はセットプレーのときに存在感を発揮した。後半44分にはMF中島翔のCKからヘディングシュート。ポストに当たってゴールラインを割っているように見えたがノーゴール。横付近からの映像を見ると「DF三浦弦のゴール」と判定されるのが正解だったと思われる。
DF 槙野智章 (浦和レッズ) 6.0
→ 攻め込まれる機会が少なくてあまり目立たなかった。フィードの部分もボランチのところから展開する場面が多かったのでDF槙野の良さが発揮されるシーンは少なかった。後半16分にベンチに下がったが脳震盪の影響と報じられている。昨今のスポーツ界は脳震盪など頭付近の怪我に関しては極めてナーバスなので週末のJ1のリーグ戦に間に合うのか?は微妙。どの程度の怪我なのか?は気になるところ。
DF 山中亮輔 (横浜Fマリノス) 6.5
→ 前半2分にFW杉本健のパスを受けて左足を振りぬくと強烈なシュートがコース隅に決まった。いきなり自分の良さを出すことが出来た。その後はあまり目立たなくなったが後半になると得意のクロスからゴール前のチャンスを作るシーンが増えた。上々の代表デビュー戦となった。ちなみに放送では「ファーストタッチで初ゴールを決めた。」という話をしていたがその前に2度ほどボール回しのときにタッチしている。
MF 三竿健斗 (鹿島アントラーズ) 6.0
→ MF守田とWボランチを組んだがいい関係性を築いた。ボールに触る回数はMF守田の方が多かったと思うがMF三竿健がうまくバランスをとってチームを落ち着かせた。23才と22才のWボランチになるが「若手のWボランチ」とは思えないほどどちらも成熟している。MF青山敏やMF遠藤航も森保体制でいいプレーを見せているが「MF三竿健とMF守田のWボランチ」がファーストチョイスになる可能性もある。
MF 守田英正 (川崎フロンターレ) 7.0 (MOM)
→ 初戦のコスタリカ戦以来の出場。代表では通算2試合目だったが出色の出来で4対0の大勝に大きく貢献した。セカンドボールを拾う回数が多くて、かつ、拾ったボールを的確に前の選手に渡して2次攻撃につなげることが出来た。ボールを奪うだけでなく正確に味方につなぐことが出来るのは大きな魅力と言える。現状は「ボランチの軸』が確定していないがMF守田が軸になっても何ら不思議はない状況である。
MF 伊東純也 (柏レイソル) 6.0
→ 前半から持ち前のスピードとアグレッシブさを駆使して攻撃の中心になった。前半25分にはFW杉本健、前半29分にはMF原口のパスから決定機を迎えたがいずれも決められず。特に反転してからフリーで放ったシュートは決めたいシーンだった。代表通算3ゴール目はならなかったが随所に光るプレーを見せた。代表定着に向けてまずまずのアピールが出来たと言える。アジア杯のメンバー入りは濃厚。
MF 原口元気 (ハノーファー96) 6.0
→ 前半19分に自らの突破でFKを獲得。キッカーを務めるとキーパーのファンブルを誘ってゴールイン。相手キーパーのイージーなキャッチミスだったので本人は苦笑いだったがゴールはゴールである。あの位置のFKを獲得したドリブルでの仕掛けとキッカーを買って出た積極性は評価できる。MF中島翔が好プレーを続けているのでレギュラー争いは劣勢と言わざる得ないが欠かせない選手になっている。
FW 杉本健勇 (セレッソ大阪) 6.0
→ 開始早々の前半2分にDF山中の先制ゴールをアシスト。ボールを奪われかけたがリカバーすると丁寧な横パスをDF山中に供給した。精度の高いパスだった。その後も前線で起点になるシーンが多かった。途中出場した先のベネズエラ戦は前線でボールを失うシーンが目立ったがこの日はしっかりとボールをキープして味方が攻め上がる時間を作ることが出来た。出来としてはまずまず良かったと言える。
FW 北川航也 (清水エスパルス) 6.0
→ 代表では3試合目。初スタメンとなったが3点目のFW大迫のゴールをアシストした。トリッキーなパスだったので「コントロールミスだ。」と思った人も少なくないと思うが、あのようなプレーはFW北川航は得意にしている。意図的なパスだった可能性は高い。前半2分の先制ゴールの場面も起点になっているのでいいアピールが出来た。ただ、アタッキングサードでのプレーの精度が清水の時と比べるとやや低かった。
FW 大迫勇也 (ブレーメン) 6.5
→ 後半14分にFW杉本健に代わって出場。中央でボールを受けて起点になるシーンはあまり作れなかったが後半27分にFW北川航のパスを受けてゴールゲット。区切りの10ゴール目に到達した。同じような役割を期待されているのでFW杉本健とFW大迫は比較されやすいがFW大迫の方がうまく周りを使うことが出来ているのは間違いない。フォワードの軸として絶対に欠かせない選手である。
MF 堂安律 (フローニンゲン) 6.0
→ 後半14分にMF伊東純に代わって出場。後半27分にFW大迫のゴールで3点目を挙げるまでの時間帯はあまりいい流れではなかった。FW大迫やMF堂安やMF柴崎岳の投入も劇的なプラスの効果は生まれなかったが3点目を奪ったこと、ならびにMF中島翔とMF南野の投入で雰囲気はガラッと変わった。後半28分にはMF中島翔の4点目のゴールをアシスト。2列目の3人がうまく絡んだファインゴールだった。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 6.0
→ 所属クラブで十分な出場機会が得られていないのでコンディション面に不安を抱えているが今回の2連戦の出来はまずまず良かった。試合勘不足や体力的な問題は個人差が大きいがMF柴崎岳はうまく調整できたようだ。鹿島の後輩のMF三竿健と交代でピッチに入ったがバランス型のMF三竿健とは違った良さを発揮した。MF青山敏、MF遠藤航、MF守田もいいプレーを見せているのでボランチの競争は面白い。
DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 6.0
→ 後半16分にDF槙野と交代でピッチに入った。DF槙野が脳震盪の影響でプレーできなくなったので緊急出場だったが大きな問題はなかった。名古屋グランパスで育った選手なので豊田スタジアムには特別な思いがあると思うが慣れ親しんだスタジアムでしっかりとしたプレーを披露した。これから先は所属クラブで安定して出場機会を得ることが期待されるがアジア杯で日本の中心になるのは間違いない。
MF 南野拓実 (ザルツブルク) 6.5
→ 後半27分にMF原口との交代でピッチに入るとすぐに4点目のMF中島翔のゴールの起点になった。その後も何度か持ち味である積極的なプレーを見せて攻撃をけん引。先のELの試合ではハットトリック達成しているが代表の中心としてプレーする経験を積み重ねてプレーヤーとして殻を破りつつある。自信満々にプレーできるようになってきた。同級生となる新エースのMF中島翔との相性は相当に良い。
MF 中島翔哉 (ポルティモンセ) 7.0
→ これまでの試合は得点チャンスがありながらシュートが決まらずに新生・日本代表での初ゴールが生まれていなかったがMF堂安のパスを受けて4点目のゴールをゲット。FW大迫の3点目の直後に生まれたダメ押し弾となった。FW北川航との交代でピッチに入ったが代表の中で地位を確立して絶対的な存在になりつつある。MF原口のプレーもまずまず良かったがMF中島翔は明確な違いを生み出してくれる。
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