アタッカー→ 2017年はクラブ史上初となるタイトルを獲得するなど躍進したC大阪は「初のリーグ制覇」を目指したがW杯の中断明けは低迷。早々に優勝争いから脱落した。不本意なシーズンになっているが今シーズンは若手の突き上げがほとんど無かったので年齢層が高まっている。29才前後の年代に主力選手が集中しており、このままいくと2・3年後は大変なことになる。高齢化が気になる状況になってきた。
当然、MF山口蛍やFW柿谷やMF清武やDF丸橋やGKキム・ジンヒョンなどは今後もC大阪の中心となって頑張らないといけない。彼らが主力を担う状況というのは(おそらくは)変わらない。平均年齢を下げようとするならば彼らの周りを若手で固めるしかない状況になっている。就任2年目となる尹晶煥監督の退任は確実視されているが、このオフ、大きな変化が起こるのは間違いない状況になっている。
選手層の厚いチームなので尹体制で出場機会に恵まれなかった有力者は少なくないがMF福満やMF田中亜などはチームを離れる可能性が高いと考えられる。意図的に若手が出てきやすい環境を整えないといけない状況なので出場機会に恵まれなかった中堅以上の攻撃的なポジションの選手の多くはリリースの対象にならざる得ない。C大阪U-23から何人かの若手が台頭してこないとマズイいことになる。
MF福満については山口時代に主力としてバリバリ働いた選手で、かつ、年齢も26才なので最盛期となる。C大阪では出場機会に恵まれなったがJ1の中規模以下のクラブやJ2の上位クラブで攻撃の中心になれるアタッカーを必要としているチームにとっては相当に魅力的な人材である。自由に動いてプレーしたいタイプのアタッカーなのでポジションが固定されがちな尹晶煥監督のサッカーとの相性はあまり良くなかった。