CB編→ ロシアW杯で日本のベスト16入りに大きく貢献したDF昌子(鹿島)に対しては今夏にいくつかの欧州のクラブが関心を寄せた。本人も欧州でプレーすることに強い意欲を示したがDF植田直(セルクル・ブルージュ)の移籍話も進んでおり、レギュラーのCB2人が同時に抜けることはクラブとしても許容することはできなかった。クラブ側の強い要望もあって今夏は日本にとどまって引き続いて鹿島でプレーしている。
W杯後は怪我に悩まされており、2016年や2017年と比べると不本意なシーズンになっているが、それでもACLでは決勝進出を果たした。悲願のアジア制覇まであと少しに迫っているが、「欧州で活躍したい。」という強い思いを抱いているのであれば今冬は移籍のタイミングになる。W杯から時間が経過すればするほど良いオファーは届きにくくなる。「良いイメージが残っているうちに・・・。」と考えても不思議はない。
鹿島は今夏に韓国代表のDFチョン・スンヒョンを獲得したのでDF昌子の流出を見越した補強も行っている。DF昌子の動向というのは今冬の大きな注目点になるだろう。1月にはアジアカップが控えており、アジアカップのメンバーに選ばれるようだと欧州のスカウトにアピールする絶好のチャンスになるがシーズンの疲れが取れないままで欧州での挑戦がスタートすることになるのでこの点は心配材料になる。