サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

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　2023/01/08 【J2編】順位予想バトル 2023年版受付は終了しました。 (現在の参加者：149名)・・・25名分 up!!!
　2023/01/09 【J3編】順位予想バトル 2023年版受付は終了しました。 (現在の参加者：63名)・・・18名分 up!!!
　2023/05/24 全エントリーの一覧 (2018年-2023年)

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【日程くん】次節(=40節)のJ2の対戦カードが神がかっている件 | | |　

■　痛恨のドローで2位浮上はならず。

台風の影響で延期になっていた35節の讃岐 vs 町田は10月31日(水)に代替開催されたが後半22分にMF佐々木匠のゴールでホームの讃岐が先制に成功するが、後半40分に町田の大卒ルーキーのMF土居がヘディングシュートを決めてアウェイの町田が1対1の同点に追いついた。ともに勝ち点「3」の欲しい試合だったが痛み分けのドローに終わった。この結果、21位の讃岐と22位の熊本の差は「3」に広がった。

19位の京都&20位のFC岐阜と21位の讃岐の差は「9」となったが、残り3試合なので「讃岐が3連勝して、かつ、京都 or FC岐阜が3連敗した場合」のみ、勝ち点「40」で並ぶことになるが、得失点差は京都が「-16」、FC岐阜が「-17」、讃岐が「-40」。この差を残りの3試合で逆転するのは不可能に近い。讃岐の自力でのJ2残留は相当に厳しくなった。(他力になるが)21位をキープしての残留を目指すことになる。

一方の町田は勝てば勝ち点「71」。勝ち点「70」の松本山雅を抜いて2位に浮上することができたが痛恨のドロー。ここ9試合では2勝3敗4分けと一時と比べると勢いが落ちてきている。10月1日(月)にサイバーエージェントが町田の経営権を獲得したことを正式に発表したがそれ以降は2勝2敗2分け。J2を制覇して存在感を発揮したかったが首位の大分との差は「3」。大分との差を「1」まで縮めるチャンスを逃した。

■　直接対決は残り4試合

自動昇格争いならびにプレーオフ争いは過去最高レベルの大混戦になっているが、上位7チームの残り3試合の対戦カードは表1のようになる。

　・横浜FC vs 大分 (40節)
　・町田 vs 福岡 (40節)
　・松本山雅 vs 東京V (40節)
　・町田 vs 東京V (42節)

上位直接対決は上の4試合になるが、次の40節は直接対決が3試合もある驚きの日程になっている。大宮はアウェイの金沢戦になるが、上のチームが潰し合いをしている中、しっかりと勝ち点「3」を獲得できれば大宮にもチャンスが出てくる。2位の松本山雅との差は「6」なので自動昇格は難しいと思うが、4位あたりであれば十分に可能である。プレーオフ圏外の大宮はとにかく勝ち続けるしかない。

各チームの残り3試合の対戦相手の順位の平均値を出すと

　・大分　→　10.67位
　・松本山雅　→　10.67位
　・町田　→　9.67位
　・横浜FC　→　7.00位
　・東京V　→　8.67位
　・福岡　→　15.00位
　・大宮　→　13.33位

になる。福岡は町田(A)→熊本(H)→FC岐阜(A)で、大宮は金沢(A)→山形(H)→岡山(A)となる。福岡はアウェイの町田戦をどう乗り切るのか？がポイントになるが、ラスト2試合は下位との2連戦になるので2連勝できる可能性はそれなりに高い。大宮は直対決が1つも残っていないので自力で上位チームを叩くことが出来ない点はマイナスと言えるが、大きな目標がなくなりつつある中位チームとの3連戦になる。

直接対決を2つも残している町田と東京Vはタイトな日程で、横浜FCも大分(H)→岡山(H)→甲府(A)なので相当に大変な日程になる。結局、1位の大分と2位の松本山雅は普通程度で、3位の町田と4位の横浜FCと5位の東京Vはタフな日程になっており、6位の福岡と7位の大宮はどちらかというと恵まれた日程になる。40節の結果次第ではさらにぐちゃぐちゃな展開になることも十分に考えられる。

■　神がかっている40節の日程

それにしても土壇場の40節で上位直接対決が3試合もあるのはエキサイティングである。40節は11月3日(土)と11月4日(日)に予定されているが、横浜FC vs 大分、町田 vs 福岡、松本山雅 vs 東京Vはいずれもが14時キックオフの試合になる。金沢 vs 大宮は13時キックオフなので追いかける側の大宮としては前半の早いうちに先制ゴールを奪って1時間遅れで試合が始まる6チームにプレッシャーをかけたい。

最後に「日程くん」の話をすると、Jリーグ・マッチスケジューラーというのが一応の正式名称になる。競技日程や対戦カードを自動作成するシステムのことで、2004年から導入されているというが、それまでは手作業によって約2-3週間ほどかけて作成していたという。2014年からさらに新しいシステムになっているが、J1の日程は約3分-5分、試合数の多いJ2の日程も約1時間ほどで作成されると言われている。

「3試合連続でホーム戦になることや3試合連続でアウェイ戦になることは避ける」、「集客の見込めるダービーマッチは開幕戦やGWや最終節には組まない。」、「平日開催は平等に振り分ける。」、「開幕がホーム戦だったチームは最終節がアウェイ戦になる。」などいろいろな条件や制約を付けた上で日程くんに決めてもらうことになるが、毎年、サプライズを起こしてくれる。Jリーグに欠かせない存在になっている。

表1. 残り3節の対戦カード

順位	クラブ名	勝ち点	得失点差	順位の平均値	40節			41節			42節
1	大分トリニータ	72	26	10.67	横浜	A	4	金沢	H	15	山形	A	13
2	松本山雅	70	18	10.67	東京V	H	5	栃木	A	17	徳島	H	10
3	町田ゼルビア	69	15	9.67	福岡	H	6	愛媛	A	18	東京V	H	5
4	横浜FC	67	15	7.00	大分	H	1	岡山	H	12	甲府	A	8
5	東京ヴェルディ	67	15	8.67	松本	A	2	讃岐	H	21	町田	A	3
6	アビスパ福岡	66	16	15.00	町田	A	3	熊本	H	22	岐阜	A	20
7	大宮アルディージャ	64	15	13.33	金沢	A	15	山形	H	13	岡山	A	12
8	ヴァンフォーレ甲府	56	12	8.00	水戸	A	11	山口	A	9	横浜	H	4
9	レノファ山口	55	-3	11.33	岡山	A	12	甲府	H	8	新潟	A	14
10	徳島ヴォルティス	54	8	10.67	千葉	A	16	新潟	H	14	松本	A	2
11	水戸ホーリーホック	53	2	14.33	甲府	H	8	岐阜	H	20	金沢	A	15
12	ファジアーノ岡山	53	-1	6.67	山口	H	9	横浜	A	4	大宮	H	7
13	モンテディオ山形	52	-2	9.33	岐阜	A	20	大宮	A	7	大分	H	1
14	アルビレックス新潟	52	-5	13.67	熊本	H	22	徳島	A	10	山口	H	9
15	ツエーゲン金沢	51	3	6.33	大宮	H	7	大分	A	1	水戸	H	11
16	ジェフ千葉	48	-5	15.33	徳島	H	10	京都	A	19	栃木	H	17
17	栃木SC	46	-10	13.00	讃岐	A	21	松本	H	2	千葉	A	16
18	愛媛FC	45	-14	14.67	京都	A	19	町田	H	3	熊本	A	22
19	京都サンガ	40	-16	18.33	愛媛	H	18	千葉	H	16	讃岐	A	21
20	FC岐阜	40	-17	10.00	山形	H	13	水戸	A	11	福岡	H	6
21	カマタマーレ讃岐	31	-40	13.67	栃木	H	17	東京V	A	5	京都	H	19
22	ロアッソ熊本	28	-32	12.67	新潟	A	14	福岡	A	6	愛媛	H	18