ベスト大卒ルーキープレーヤー賞(1位-5位)→ 即戦力として活躍する大卒ルーキーが少ないJ1とが対照的でJ2は多くの大卒ルーキーがプロ1年目から主力として活躍している。2018年にJ1のクラブに加入した大卒ルーキーの中でレギュラーポジションを確保した時期があるのはDF坂圭祐(湘南)とMF守田(川崎F)とMF松田天(湘南)の3人くらいになるのに対して、J2のクラブに加入してレギュラーポジションを獲得している大卒ルーキーはたくさんいる。
明らかにJ2のクラブの方が出場機会を得やすいので、2017年のFW高井(当時:群馬)のように、敢えて、J2のクラブを進路先として選択するケースも増えてきたが、2018年のJ2のベスト大卒ルーキープレーヤー賞の上位候補と言えるのはMF渡邉新(新潟)、MF戸嶋(新潟)、DF熊本(山形)、MF浜下(栃木SC)、DF鳥海(千葉)、GK福井(町田)、DF山崎浩(愛媛FC)、MF重廣(京都)、DF今津(甲府)、DF毛利(金沢)あたりになる。
バリバリの主力として活躍している選手がたくさんいるので「豊作の年だった。」ということが出来るだろう。今年の大卒ルーキーの大半は1995年生まれになるが、高卒でプロ入りを果たした選手ではMF金子翔(清水)、DF中谷(名古屋)、FWオナイウ阿道(山口)などが同級生になる。高卒でプロ入りをした選手は高卒5年目になるので若手とは言えなくなっており、大卒で加入した選手もすぐに中堅世代になる。