■ スタイルが一変した横浜Fマリノス2018年のJ1の主役になったのは間違いなく広島だった。昨シーズンは15位。残留圏ギリギリで辛うじてJ1に生き残ったが厳しいシーズンになった。城福監督を招聘した今シーズンの前評判はあまり高くなかったが開幕から快進撃を見せて一時は首位を独走した。このまま独走でゴールテープを切るかに思えたが秋以降に大失速。W杯終了後は着実に勝ち点を積み上げた川崎Fについに追い抜かれてしまった。
4度目のリーグ制覇が大きく近づいた時期もあったことを考えるとこのままリーグタイトルを逃すのは悔しすぎる。2位に転落した広島は残り4試合で意地を見せないといけない。開幕前の低評価ぶりを考えると「2位」であっても十分すぎるほどの好成績と言えるが、あれだけのセーフティーリードがあったことを考えると悔い残るシーズンになる。広島が意地を見せることが出来るか?否か?に大きな注目が集まる。
春先の広島は手堅いサッカーを見せて勝ち点を積み上げた。序盤戦は僅差の勝利が目立ったが、対照的に派手な試合が多かったのは横浜FMである。昨オフにポステコグルー監督を招聘。結果が出ない時期もあったが、良くも悪くも、今シーズンのJ1で大きな存在感を発揮したチームである。そのスタイルには賛否両論あるのは間違いないが「2018年のJ1で最もエンタメ性の高いサッカーを披露したチーム」と言える。