鹿島アントラーズ→ 2017年は最終節で川崎Fにうっちゃりを食らってまさかのV逸。2連覇を逃した鹿島はオフにDF内田篤を復帰させたが前半戦は低調。極度の得点力不足に苦しんだ。15節を終えた時点では14試合で5勝6敗3分け。11位でW杯の中断期間を迎えることになった。中位に甘んじたが中断明けは好調。順調に勝ち点を積み上げてACLの出場権争いの中心になっている。3位の座は死守しなければいけない。
ACL争いも注目されるが何と言ってもACLである。日本勢の中では唯一となるGL突破を果たすとラウンド16と準々決勝もクリア。ベスト4進出を果たした。「クラブ史上初となるアジア制覇」というのは大きなモチベーションになっている。水原三星との準決勝の2ndレグは10月24日(水)に開催される予定になっているがホーム開催の1stレグは3対2で勝利しているのでアドバンテージを持った状態で韓国に乗り込む。
日本勢としての連覇が大いに期待されているが日本屈指の名門クラブなのでサポーターの要求レベルは高い。決勝進出を果たしてアジア制覇を達成できたときは大岩監督も称賛されると思うが、仮にアジアを制覇して、J1で3位の座を死守できたとしても「川崎Fと広島に大きく離された末の3位」というのは大きなマイナス点になる。目標の高いチームなので大岩監督の交代論を唱える人も少なくないだろう。