■ ポイチJAPANになって2試合目来年の1月に行われるアジアカップまであと3か月を切った。ポイチJAPANは新潟市にあるデンカビッグスワンスタジアムでFIFAランキングが70位のパナマと対戦した。パナマはロシアW杯はG組に入ったが3戦全敗。初出場の大会は3試合で2得点/11失点に終わった。「32ヵ国の中で最弱のチームだった。」とも言われたが、ベテラン選手の何人かが代表を退いてカタールW杯に向かって新しいスタートを切った。
日本は「4-2-3-1」。GK権田(鳥栖)。DF室屋(FC東京)、DF冨安(シントトロイデン)、DF槙野(浦和)、DF佐々木翔(広島)。MF青山敏(広島)、MF三竿健(鹿島)、MF伊東純(柏)、MF南野(ザルツブルク)、MF原口(ハノーファー96)。FW大迫(ブレーメン)。ロシアW杯の本大会で西野JAPANの主力を張ったMF原口とFW大迫が代表に合流してスタメン出場となった。GK権田は2015年3月以来の代表スタメンとなった。
ベンチスタートになったのはGK東口(G大阪)、GKシュミット・ダニエル(仙台)、DF酒井宏(マルセイユ)、DF三浦弦(G大阪)、DF吉田(サウサンプトン)、DF長友(ガラタサライ)、MF柴崎岳(ヘタフェ)、MF遠藤航(シントトロイデン)、MF堂安(FCフローニンゲン)、MF中島翔(ポルティモンセ)、FW川又(磐田)、FW北川航(清水)の12名。22才のFW北川航は代表初召集となった。10番のMF中島翔はベンチスタートになった。
■ 2試合連続で3対0の勝利ポイチJAPANになって2試合目の国際Aマッチとなったが、先のコスタリカ戦と比べると低調な試合になった。DF室屋、DF槙野、DF佐々木翔、MF青山敏、MF南野は2試合連続スタメンで、それ以外の6人はポイチJAPANでは初スタメンとなったが、代表経験の少ない選手と代表経験が豊富な選手のかみ合わせが今一つ。FIFAランキングが70位のパナマを相手になかなかチャンスシーンを作れない。
それでも、前半42分にMF青山敏の縦パスを受けたMF南野がドリブルから左足で流し込んで日本が先制に成功する。トップ下での出場となったMF南野は2試合連続ゴールとなった。1対0と日本がリードしてハーフタイムに突入する。後半20分にはMF南野が抜け出してシュート。こぼれ球をMF伊東純がシュートしてさらにこぼれたボールを自ら押し込んで2点目を奪った。MF伊東純も2試合連続ゴールとなった。
後半40分にはMF原口のパスを受けたFW川又のプレーが相手のオウンゴールを誘ってダメ押しの3点目を奪った。記録はオウンゴールとなったが途中出場したFW川又の動きが光った。コスタリカ戦と比べるとイージーなミスが多くて低調な内容になったが同じように3対0で勝利して2連勝となった。次は10月16日(火)にウルグアイと対戦する。ウルグアイはFIFAランキングが5位。世界屈指の強豪国になる。
■ 2試合連続ゴールとなったMF南野今回は日本国内での2連戦になるが「より重要なのは2試合目のウルグアイ戦」になる。ウルグアイ戦では「現時点でのベストメンバー」を先発で起用してくるだろう。GK東口、DF酒井宏、DF吉田、DF長友、MF青山敏、MF中島翔、FW大迫などがスタメンで起用されると推測できるが、アジアカップまであと3か月を切ったので1試合も無駄にすることはできない。何人かの選手は森保監督にアピールすることができた。
1番目立ったのは先制ゴールを決めたMF南野になるだろう。コスタリカ戦と比べると不用意なボールの失い方をする場面も多くて全体の出来は今一つだったが2つのゴールに絡んだ。今回はトップ下での起用になったが2試合連続ゴール。W杯を終えて大きく若返った新生・日本代表の象徴的な存在になってきた。MF青山敏のパスを受けて個人技から最後は左足で流し込んだが「彼らしいゴール」と言えた。
MF伊東純も2試合連続ゴールとなった。攻撃陣は結果が求められるので2試合連続で結果を残した点は高評価できるが同様に全体の出来はあまり良くなかった。持ち味のスピードが生きるシーンは少なかった。2点目のゴールを奪った後は躍動するになったが早い段階で下げられていても仕方がないパフォーマンスだった。日本屈指のスピードは大きな武器になるのは間違いないので積極的なプレーを期待したい。
■ アピールに成功したのは・・・。守備陣で目立ったのは代表初スタメンとなったDF冨安だった。DF槙野とCBコンビを組んだが安定したプレーを見せた。もちろん、パナマの攻撃はそこまで鋭くはなかったので、比較的、余裕を持ってプレーすることが出来たと思うが代表のデビュー戦としては上々だった。守備の要になるだろうキャプテンのDF吉田とCBの系統は重なるところもあるが、パートナー候補として存在を大いにアピールすることが出来た。
188センチというサイズは魅力の1つになるがボランチでもプレー出来る選手なので「フィード力」が現状では一番の魅力と言える。テクニックがあって柔らかいボールタッチを見せる選手である。高い位置を取った右SBのDF室屋に高速で鋭いパスを通すシーンは何度もあった。DF槙野、DF三浦弦、DF植田直などが現時点でのライバルと言えるが、フル代表でも問題なくやれそうなポテンシャルを持っている。
他にはGK権田、DF室屋、MF三竿健、FW川又などがアピールに成功した。MF三竿健はボランチでMF青山敏とコンビを組んだが、2点目と3点目は彼のボール奪取が起点になった。MF山口蛍やMF遠藤航やMF井手口などが競争相手になるが181センチとサイズに恵まれているのは強みとなる。右SBのDF室屋は2試合連続スタメンだったが2試合とも好プレーを披露。DF酒井宏とのポジション争いは面白くなってきた。
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