湘南ベルマーレ→ チョウ・キジェ監督になって早くも7年目となる湘南は2年ぶりにJ1を戦っているが28節を終えた時点で8勝11敗8分けで勝ち点「32」。14位と残留争いの真っただ中にいる。台風の影響で28節の磐田戦(A)が延期になったので1試合消化は少ないが17位の柏との差は「2」のみ。「1年でのJ2降格」だけは避けなければいけないがJ1の残留争いは史上空前の大混戦になっているので予断を許さない状況になっている。
湘南よりも下に位置する名古屋・鳥栖・柏の3チームはいずれも地力のあるチームなのでプレッシャーのかかる状況になっているが、開幕前から湘南に対する評価はあまり高くなかったことを考えると残留争いに巻き込まれることは想定の範囲内である。27試合で勝ち点「32」というのは決して悪くない。逆に9位の清水との差も「5」のみ。1桁順位も十分に狙えるポジションである。2年ぶりのJ1で良く戦っている。
高卒2年目のDF杉岡は五輪代表でも主力として活躍中。着実に評価を高めている。即戦力の期待がかかったDF坂圭祐は期待通りか、それ以上の働きを見せている。DFアンドレ・バイアを押しのけて3バックの中央で起用される試合も少なくない。174センチなのでJ1でプレーするCBの中では最も小柄な選手の1人になるが驚異的な跳躍力を持っており、ハイボールに強い。加入1年目から守備の要になりつつある。