栃木SC→ 2017年のJ3で2位となって3年ぶりのJ2復帰を果たした栃木SCは開幕3連敗。しかも、3試合で計12失点と守備が崩壊した。厳しい船出となったが、システムを3バックに変更するなどテコ入れを図ると4節で初勝利を飾った。8節からは6試合負けなしを果たすなど4節以降は順調に勝ち点を積み上げた。16節から6連敗を喫するなど6月は大いに苦しんだが、連敗を「6」で止めた22節の町田戦(A)からは9試合負けなし。
9試合で6勝3分け。一気に勝ち点を積み上げて下位から中位まで浮上した。波の大きいシーズンになっているが、34節を終えた時点では12勝14敗8分けで勝ち点「44」。14位とまずまずの位置に付けている。プレーオフ出場は難しくなった一方で、残留争いのグループからも完全に抜け出している。昇格1年目のシーズンであることを考えると「よくやっている。」と言える。34試合で34得点/41失点という成績になる。
「2019年もJ2で戦うのは確実」と言えるが、セットプレーが大きな武器になった。188センチのDF服部康はフォワードの位置でもプレーできる二刀流になるが、攻撃力は今シーズンの栃木SCの大きな武器になった。前半戦はDF田代雅やDF西河が活躍して、後半戦は新加入のDFパウロンの頑張りが目立ったが、DF福岡将などのロングスローからチャンスを作る場面も多かった。シンプルな攻撃からチャンスを作った。