レノファ山口→ J2に昇格して3年目となる山口は日本サッカー協会の技術委員長を務めた経験のある霜田監督を招聘。20位からの躍進を目指したが快進撃を見せて前半戦のJ2を大いに盛り上げた。開幕3連勝と好スタートを切ったが、19節を終えた時点では11勝3敗5分けで勝ち点「38」。J2の首位に立っていたが、20節から長いトンネルに入ってしまった。20節以降は0勝7敗7分け。14試合勝ちなしと泥沼にハマっている。
大失速して順位は13位まで後退した。6位の東京Vとの差は「12」なのでプレーオフ出場は絶望的。21位の熊本との差も「18」あるので、「2019年もJ2で戦うのは間違いない。」という情勢になった。前半戦は快進撃を見せたので今シーズンのチームに期待を寄せたサポーターは多かったと思うが、記録的な大失速となった。終了間際に同点ゴールを許す試合がいくつかあったが試合の締めくくり方は大きな課題となった。
上位争いに参加していた時期に高まった霜田監督の評価はここに来てダダ下がりと言えるが、それでも「続投は濃厚」と言える。尻すぼみのシーズンになっているが、前年の2017年は20位だったことを考えると「大飛躍のシーズンになった。」と言える。カルロス・マジョール監督のときは守備重視の受け身のサッカーだったが霜田監督になって持ち前のアグレッシブさを取り戻した。チームはいい方向に進んでいる。