10位 : MF 塚川孝輝 (ファジアーノ岡山)→ Wボランチを組むMF上田康の方が洗練されたボランチになるが、J1のクラブの興味を引くのは大卒2年目のMF塚川の方になる。184センチのサイズは大きな魅力で身体能力も高くて若さも魅力。粗削りなところは否めないが、まだまだ大きく成長できる余地を残している点が1番の武器となる。J1のクラブで即戦力として働くのは無理だと思うが、環境に慣れてきたらJ1でも有数のボランチになれる素材である。
9位 : FW ジュニオール・バホス (ヴァンフォーレ甲府)→ 2017年の夏に加入したがすぐに怪我をして登録抹消となった。オフに再登録されて、もう一度、甲府でプレーするチャンスを得たが、14試合で9ゴール。J2屈指のスピードを武器にハイペースでゴールを積み上げている。昨シーズンと同様で今シーズンも怪我に泣かされているので「怪我の多い選手」というイメージが付いてしまったが、脅威のスピードは魅力。人気銘柄になりやすい系統の選手と言える。
8位 : MF 渡辺皓太 (東京ヴェルディ)→ エネルギッシュなプレーが出来るダイナモとして評価は急上昇中。アジア大会のときはレギュラーのボランチとして銀メダル獲得に大きく貢献した。「質よりも量」で勝負するタイプの選手だったが、今シーズンはプレーの質が劇的に向上。30試合で2ゴール9アシストと多くのゴールシーンに絡んでいる。東京VはJ1昇格の大きなチャンスを迎えているが、J1昇格に失敗するようだと流出の可能性が高まる。
7位 : MF シシーニョ (徳島ヴォルティス)→ 得点力は皆無に近い。サッカーダイジェストの選手名鑑を見るとオサスナ時代の12-13シーズン以降、ずっとリーグ戦ではゴールがなかった。129試合に出場してノーゴール。中盤の選手としてはあり得ないほど得点が取れていなかったが、徳島では33試合で1ゴール。来日2年目でJ2初ゴールを記録した。運動量の多さはJ2の中で屈指。キックも正確で、守備面での貢献度も高い。上質なダイナモである。