ベガルタ仙台→ 渡辺晋監督が就任して早くも5年目となる仙台はビッグシーズンになっている。過去4年間の年間順位は14位→14位→12位→12位だったが、今シーズンは開幕から好調。ACLの出場権争いに絡んでいる。攻撃的なサッカーにシフトチェンジした2017年の戦いぶりは評価が高かったので前評判や期待値は開幕前からまずまず高かったが、大きく調子を崩すことなくシーズン序盤から安定して勝ち点を積み上げてきた。
26節を終えた時点で4位。2013年以来で2度目となるACL出場のチャンスを迎えている。3位のFC東京との差はわずか「1」のみ。素晴らしいシーズンになっている。渡邉晋監督はかなりの長期政権になっているが、これだけの成績を残しているので、仮にACLの出場権獲得を逃したとしても「続投は確実」と言える。かつての手倉森監督も結構な長期政権だったので、毎年のように監督が変わったJ2時代とは様変わりした。
オフの動き方に関しては「ACLの出場権を獲得できるのか?否か?」で少し変わってくるが、2年連続でJ1で好成績を残すためにはオフの補強が大事になってくる。近年の仙台は主力を他クラブに引き抜かれるケースが多くなっているので、まずは「評価を高めている既存の選手の引き留め」が重要なテーマになる。昨オフも大黒柱だったMF三田(→神戸)が流出しているが、同じような失敗は繰り返したくない。