GK 山田大樹 (鹿島アントラーズユース) 6.0
→ 190センチの大型キーパーとして将来を期待されている。GK佐々木(柏U-18)とGK野澤大志ブランドン(FC東京U-18)も評価の高いキーパーになるが、今大会はGK山田大が主戦キーパーになりそうだ。2失点を喫したが、どちらもキーパーにとっては難しいシュートだった。失点に関してはキーパーの責任ではないが、「2失点目の場面は(DF半田に)的確な指示を出せていたのか?」は気になるポイントである。
DF 角昂志郎 (FC東京U-18) 5.0
→ 中学年代は東京武蔵野シティフットボールクラブU-15でプレーした小柄なSB。エネルギッシュなプレーでチームに活力を与えることができる選手であるが、この日はあまり目立たず。不用意なクリアから大ピンチを招くなど、どちらかというと精彩を欠いた。中盤や前線でなかなか時間を作れなかったのでSBの選手にとっては難しい試合展開だったが、右SBの競争は激しいのでアピールをしたかった。
DF 鈴木海音 (ジュビロ磐田U-18) 5.5
→ 所属クラブでは右SBでプレーする機会が多くなっていると言われているが、この試合はCBでプレーした。182センチなのでこの年代のCBとしてはサイズに恵まれているが、安定感はなかった。フィードの部分でも危ないシーンがいくつかあった。開始早々の前半1分の失点シーンはもっと激しくいきたかった。攻め込まれた後半は体を張ったプレーを見せたが、両CBに不安の残る初戦になってしまった。
DF 半田陸 (モンテディオ山形ユース) 4.5
→ 前半42分にFKから4点目のゴールをゲット。上手くボールをコントロールできたので思い切ってボールを蹴ることが出来た。試合の行方を大きく左右するゴールを奪ったが、2失点目の対応はいただけない。「(審判団が)オフサイドを取るべきシーンだった。」と思うが、セルフジャッジは良くない。馬鹿げた失点の仕方だった。力の差はあったので致命的な失点にはならなかったが、要反省しなければいけない。
DF 中野伸哉 (サガン鳥栖U-15) 5.0
→ 23名の中で唯一の2003年生まれになる。中学生も彼1人になるが、世代屈指の左SBと評価されている。代表の常連になっているが、本来の攻撃的な良さを出せず。ゆっくりとボールをつなぐサッカーではなかったので攻撃参加するタイミングをつかむのは難しい試合展開だったがほとんど良さを出せなかった。ストロングポイントの1つにならないといけない立ち位置の選手なので初戦は物足りなさを感じた。
MF 横川旦陽 (湘南ベルマーレU-18) 6.0
→ ボール奪取力の高さを評価されているボランチ。どちらかというと守備的なボランチになるが、課題と言える組み立ての部分では今一つ。危ないプレーもいくつかあったが、2点目の場面は巧みなボールコントロールからMF山内翔につないで決定機をお膳立て。一連のプレーは非常に良かった。中盤の守備の要となる選手なので「攻め込まれる機会が多い試合でどんな仕事が出来るのか?」に注目したい。
MF 山内翔 (ヴィッセル神戸U-18) 6.0
→ 独特の感性を持った選手である。スルーパスが得意。相手の意表を突くプレーが出来るところや背筋がピンと伸びたところなどは往年のMF中田英を連想させる。今大会のメンバー23人の中では屈指の有望株と言えるが、2点目は彼の絶妙なスルーパスで勝負あり。相手の守備を切り裂く鮮やかなキラーパスだった。1点目も彼のシュートがきっかけになったが、不用意なパスミスも少なくなかった。
MF 成岡輝瑠 (清水エスパルスユース) 6.0
→ 派手さはないが堅実なプレーが出来る選手である。森山監督の評価は極めて高くて「02JAPANの最重要人物の1人」になっている。3点目のFW荒木のゴールをアシストしたが、1点目のFW荒木のゴールにも絡んでいる。アシストの場面は(パスではなくて)シュートだったと思うが、結果的にはいいクロス(パス)になった。どんなときも及第点以上のプレーができる安定感は大きな魅力と言える。
MF 近藤蔵波 (セレッソ大阪U-18) 6.0
→ 左SHでプレーしたが、前半8分に2点目のゴールをゲットした。FW荒木から「決めてください。」という美味しいパスが出てきたが、ゴール前には相手DFがいたので簡単なシュートではなかった。「焦って枠を外す。」というのもあり得たが、しっかりと流し込んだ。打開力のある選手ではないが、うまくサイドで起点になった。後半途中でベンチに下がったが、出来としてはまずまず。結果を残せたのは良かった。
FW 荒木遼太郎 (東福岡高) 7.5 (MOM)
→ 02JAPANには「絶対的な顔」はいない。エース不在とも言われている中、初戦で2ゴール1アシストの活躍。エース候補に名乗りを上げた。2ゴールともポジショニングの良さが光った。前半8分にはMF近藤蔵の逆転ゴールをアシストしたが、自分でシュートを打ってもいい中、横(やや後方)から走ってきたMF近藤蔵にラストパス。非・利己的なプレーも称賛に値する。後半途中に下がったが、文句なしの活躍だった。
FW 西川潤 (桐光学園高) 5.5
→ このチームの10番を背負っている。エース候補の1人として期待されているが、この日は不発。良さを出し切れなかった。チャンスがなかったわけではない。前半23分にはMF近藤蔵のパスから抜け出してキーパーと1対1の決定機を迎えたが最後のシュートを戻ってきた相手にブロックされてしまった。直後にもMF成岡輝のクロスからヘディングシュートを放ったが枠を捉えることは出来ず。不完全燃焼に終わった。
MF 中野桂太 (京都サンガU-18) 5.5
→ 2点目のゴールを奪ったMF近藤蔵に代わって途中出場。右SHでプレーしたが、劣勢の展開になった時間帯に投入されたこともあってなかなか良さを出し切れなかった。
MF 中野瑠馬 (京都サンガU-18) 7.0
→ FW荒木に代わって出場機会を得た。MF中野桂と同様で劣勢の展開になっていたこともあって自分の良さを出せないもどかしい展開だったが、後半46分にいい守備からボールを奪うと得意のドリブルで2人を剥がしてからFW唐山に絶妙なスルーパスを通して5点目をアシスト。「個で打開できる選手」が今回のチームは少ないので重要な存在になりそうだ。当面はスーパーサブ的な起用法になるだろう。
FW 唐山翔自 (ガンバ大阪ユース) 6.5
→ 後半の終盤に途中出場を果たすと、後半46分にMF中野瑠のスルーパスを受けて決定機を迎えた。キーパーと1対1という大チャンスだったが確実に右足で流し込んでダメ押しの5点目を奪った。裏への飛び出しに長けた選手で前線からの激しいチェイスでもチームに貢献することが出来る。
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