■ 今、J2やJ3でプレーしている選手にも・・・。J2のクラブでプレーする選手がフル代表に召集されるケースはやはり珍しい。最近ではMF遠藤(G大阪)やMF今野(G大阪)やMF山口蛍(C大阪)あたりがJ2所属でありながら日本代表に召集されているが、3人とも「所属クラブがJ2に降格したことが原因でJ2でプレーすることになった選手」である。J1での活躍が評価されて完全に代表に定着していた選手であり、J2での活躍が評価されて代表に選ばれた選手ではない。
「J2での活躍が評価されてフル代表に選出される。」というのは難易度が高いが、C大阪時代のMF香川(ドルトムント)はJ1での実績が全くなかった時期に代表に初召集された選手である。同じくC大阪時代のMF乾(ベティス)もほとんどJ1での実績がない中で岡田JAPANに召集されているが、2022年のカタールW杯まであと4年もあるので、今、J2やJ3でプレーしている選手にも十分にポイチJAPAN入りのチャンスはある。
新生・日本代表に選出された選手の中ではGKシュミット・ダニエル(仙台)はJ1での出場数よりもJ2での出場数の方がはるかに多い選手である。東京世代のDF冨安(シントトロイデン)も同様で、10番を背負ったMF中島翔(ポルティモンセ)も同様。「今の時点でJ2やJ3でプレーしている。」というのはそこまで大きなハンディにはならない。これからの4年間でポイチJAPANに絡んでくる選手はたくさんいるはずである。
1人目 : FW 前田大然 (松本山雅)→ 最大の武器であるスピードは日本人屈指。FW浅野拓(ハノーファー96)やMF伊東純(柏)と比べても遜色ないレベルである。先のアジア大会では五輪代表の1トップとして活躍。アシスト能力も高くて、シュート技術が高い点も彼の魅力の1つになる。世界レベルのスピードを持っているので、これからの4年間のうちにポイチJAPANのフォワードの競争に入ってくる可能性は相当に高いと考えられる。
2人目 : MF 中村駿 (モンテディオ山形)→ 2016年にJ2の群馬に加入したが当初は(あまり評判の良くない)アマチュア契約だった。ここからJ2で試合経験を積んでわずか1年で山形に個人昇格を果たした。器用な選手には見えないが万能型のボランチである。運動慮が豊富で、右足のキックの精度は高くて、守備面での貢献度も高い。高いレベルを経験することで着実に成長してきたが、適応能力の高さや吸収力の高さが彼の最大の魅力と言えるだろう。
3人目 : MF 岩崎悠人 (京都サンガ)→ アジア大会ではチーム最多の4ゴール。銀メダルの立役者になった。プロ入り後は高校時代に見せた輝きを放てずにいたが、体質改善を行って持ち前のスピードとキレが復活。同大会では決定力の高さも見せつけた。所属の京都でなかなかゴール数が伸びないのは残念に思うが、素材的には東京世代の攻撃的なポジションの選手の中では屈指。J2で結果を残すことがフル代表入りへの最初のステップと言える。
4人目 : MF 渡邉新太 (アルビレックス新潟)→ 新潟U-18で育って流通経済大に進学した大卒ルーキー。プロ1年目から26試合で8ゴールを記録するなど即戦力ルーキーという前評判どおりの活躍を続けている。アグレッシブなプレーが魅力。ドリブルで仕掛けてチャンスを演出するというよりは自らゴールを狙うタイプになる。サイドハーフでプレーする機会が多くなっているが、ストライカーの気質を持った選手なので、ゴールに近い位置の方が良さを出しやすい。
5人目 : MF 重廣卓也 (京都サンガ)→ 阪南大出身。同様に即戦力ルーキーとして期待されていたが26試合で3ゴール。ここ最近はスタメンに定着しているが、期待値が非常に高かったことを考えるとやや物足りない。まだ、力を出し切れていないが、全ての能力が標準以上。万能型のボランチになる。攻撃においても、守備においても、常にプレーに絡むことが出来るのはプロの世界でもストロングポイントになる。キャプテンシーも評価されている。
6人目 : MF 富樫佑太 (FC琉球)→ J3で昇格争いを引っ張るFC琉球の攻撃の中心として活躍中。J3で22試合で13ゴールを記録。大ブレイクのシーズンになっている。もともとテクニックはJ3屈指だったが、決定力がアップして、危険な選手になった。高校ならびにFC琉球の後輩のMF名倉(長崎)はJ3のFC琉球からJ1の長崎に2段階昇格を果たしたが、価値が大きく高まったMF富樫が同じようにJ1のクラブに引き抜かれても何ら不思議はない。
7人目 : DF 北爪健吾 (横浜FC)→ 3年間プレーした千葉ではJ2通算で49試合の出場のみ。力を出し切れなかったが横浜FCで才能が開花。26試合で4ゴール8アシストを記録するなど「J2屈指の右SB/WB」と呼ばれる選手になった。運動量が豊富で、推進力があって、右足のキックの精度も向上している。どちらかというと「質よりも量」で勝負するタイプのサイドプレーヤーだったが、「プレーの質」がアップして、ワンランク上の選手になった。
8人目 : DF 井林章 (東京ヴェルディ)→ 何年も前から「J2では有数のCB」と評価されている。J1のクラブから数えきれないほどのオファーを受けていると思うが、ヴェルディ愛が非常に強くて、「東京VをJ1に昇格させること」を1番の目標に戦い続けている。横浜FC時代に同じような立ち位置だったMF野上(広島)がJ1で活躍してフル代表に推す声が大きくなっていることを考えると、今後、DF井林にも代表入りのチャンスが巡ってくるかもしれない。
9人目 : FW 河田篤秀 (アルビレックス新潟)→ ポジショニングの良さとシュート精度の高さで勝負するリアルストライカー。先日のFC岐阜戦(H)でハットトリック達成するなど30試合で8ゴールを記録しているが、ポテンシャルを考えると「不十分」と言える成績である。「点を取る。」ということに関してはJ2でプレーする日本人のストライカーの中では屈指と言える。点の取り方をよく知っている選手である。新潟Sで活躍してJリーグでプレーする機会を得た。
10人目 : MF 神谷優太 (愛媛FC)→ アジア大会で銀メダルを獲得したがベンチスタートになるケースが多かった。発足当初は「五輪代表のボランチの軸」だったことを考えると五輪代表の中での立場は微妙になってきたが、テクニックがあって、運動量が多くて、精神的にも強い。強い向上心を持って試合や練習に取り組むことが出来るのは大きな魅力と言える。期限付き移籍先の愛媛FCでは10番を背負っているが、中心選手として活躍中。
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