■ J1は残り7節J1は残り7節となった。「優勝争い」と「ACLの出場権争い」と「残留争い」はいずれも面白くなってきたが、そろそろ、大きな目標がなくなりつつあるチームも出てくる時期に入っている。J1の主要な3つの争いのいずれにも絡めなくて(or 絡まなくて)淡々と目の前の消化試合をこなすしかない状況になるチームも出始める時期と言えるが、同時に新シーズンに向けた監督人事が話題になり始める時期でもある。
10勝10敗6分けで8位の神戸は現在3連敗中。ACLの出場権争いから脱落しつつあるが、26節のG大阪戦(H)で敗れた後、監督交代を実施した。吉田孝行監督が退いて元日本代表の林健太郎氏が新監督に就任したが、早くも2019年シーズンに向けた補強の動きを進めており、新生・日本代表にも召集されているDF車屋の獲得に乗り出していると報じられた。今、ストーブリーグの中では最初のビッグニュースと言える。
例年、選手の移籍話が本格化するのは10月あたりからである。このあたりの時期になるとJ1の各クラブの勝敗や順位よりも有力選手の移籍話の方がメディアを賑わせることになるが、9月中旬に具体的な移籍話が浮上するのはJリーグでは珍しい。DF車屋のニュースを報道した日刊スポーツも「例年であれば、10月過ぎに出す正式オファーを異例の早さで出し、獲得に向けた本気度と誠意を示した形だ。」と報じている。