■ 3連敗で監督交代を決断ヴィッセル神戸はACLの出場権獲得を目標に戦っているが26節のG大阪戦(H)で敗れて痛恨の3連敗となった。前半にFW古橋のゴールで先制しながら後半に2失点して逆転負け。17位と降格圏に位置するG大阪とのホーム戦だったので『勝ち点「3」を計算しやすい試合』だったが降格回避に向けてお尻に火が付いた状態になっているG大阪の攻撃陣が底力を発揮した。G大阪にとっては大きな勝利となった。
初のACL出場権獲得に黄色信号が灯ったが、9月17日(月)に吉田孝行監督の退任を発表した。クラブの公式サイトには「解任」とも、「退任」とも、「辞任」とも書かれておらず、「体制変更」と記されているが、メディアは「事実上の解任」と報じている。状況を考えると「事実上の解任」という表現で間違いなさそうだ。2018年になってJ1のクラブの監督が交代するのは浦和→柏→G大阪に続いて4チーム目となる。
吉田孝行監督は2017年の途中に神戸の監督に就任したがこの年は4勝5敗3分けという成績だった。今シーズンはここまで10勝10敗6分けで8位。通算すると38試合で14勝15敗9分けなので負け越し。昨夏はFWポドルスキ、今夏はMFイニエスタを獲得する超・大型補強を敢行したチームと考えると物足りない成績になるのは間違いないが、世界的なスター2人を抱えるというのは相当に難しかったと言える。