■ 契約解除が発表されたが・・・。2017年に新潟に加入したブラジル人のMFホニは「圧倒的なスピードを持つ期待の若手ストライカー」という前評判だった。フォワードの軸として活躍することが期待されたが、シュート精度を欠いて思うようにゴールを積み重ねることは出来なかった。ただ、呂比須監督が就任してサイドハーフで起用されるようになると持ち前のスピードが相手の驚異になった。最終的には32試合で7ゴール4アシストという成績だった。
13節から6連敗を喫するなど残留争いからも脱落した新潟だった秋以降は勝ち点を積み上げた。4連勝でフィニッシュするなど上り調子でシーズンを終えた。「1年でのJ1復帰」を目指した2018年だったが序盤戦から低調。32節を終えた時点では9勝17敗6分けで勝ち点「33」。18位に位置する。直接対決でFC岐阜に勝利したことで残留争いのグループからは抜け出しかけているがJ3降格の危機が迫った時期もあった。
不甲斐ないシーズンになっているが低迷の1つの要因はMFホニにあると言っても過言ではないだろう。昨オフは「退団濃厚」、「ブラジルに戻るだろう。」と言われていたが、なかなかクラブ間で話がまとまらず。開幕前に行われた御前崎キャンプに参加して、3月30日(金)に一度はJリーグの選手登録が行われたが、結局、一度も新潟ではプレーしておらず。9月14日(金)になって登録抹消になったことが発表された。