■ 早くも残り9節J1は早くも残り9節となった。開幕からほぼ独走で首位を走ってきた広島がこのままゴールテープを切ることができるのか?が注目点の1つになっている。W杯の中断明けはやや勝ち点ペースが落ちているがそれでもまずまず順調に勝ち点を積み上げている。23節は川崎F戦(A)、24節はC大阪戦(A)、25節は鹿島戦(H)ということでACL組との3連戦だったが2勝1敗。C大阪と鹿島に勝利したことで1つの山を乗り越えた。
2位の川崎FがアウェイでG大阪に敗れたため、またしても勝ち点差は「9」に広がった。このまま広島が逃げ切る可能性が高まったが、2位の川崎Fは1試合消化が少ないので未消化分の湘南戦(A)で勝ち点「3」を獲得できると「6差」になる。一方、首位の広島と3位のFC東京の差は「13」。よほどのことがない限りは3位以下のチームがJ1リーグを制することはないだろう。大逆転優勝があり得るのは川崎Fのみと言える。
リーグ戦も終盤戦に突入したので個人タイトルの行方が気になる時期に入っているが、最も名誉のある個人タイトルというとMVPになる。Most Valuable Playerの略になるが、25節を終えた時点でMVPに最も近いのは広島のエースストライカーのFWパトリック(広島)だろう。G大阪時代の末期は怪我の影響もあって力を出せなかったが完全復活を果たした。25試合に出場して19ゴールを記録。得点ランキングも1位になる。