■ ベルギー戦から約2か月ロシアW杯のラウンド16のベルギー戦から約2か月が経過。新生・日本代表がいよいよ始動した。9月7日(金)に予定されていたチリ戦は北海道胆振東部地震の影響で中止になったポイチJAPANにとって9月11日(火)にパナソニックスタジアム吹田で行われたコスタリカ戦が初陣となった。コスタリカのFIFAランキングは32位。先日は韓国代表と対戦して0対2で敗れている。ロシアW杯はGL敗退に終っている。
日本は「4-2-2-2」。GK東口(G大阪)。DF室屋(FC東京)、DF三浦弦(G大阪)、DF槙野(浦和)、DF佐々木翔(広島)。MF青山敏(広島)、MF遠藤航(シントトロイデン)、MF堂安(FCフローニンゲン)、MF中島翔(ポルティモンセ)。FW南野(ザルツブルク)、FW小林悠(川崎F)。初代表のDF佐々木翔とMF堂安がいきなりスタメンで起用された。MF中島翔とFW南野はともに代表初スタメン。MF青山敏がキャプテンを務めた
ベンチスタートになったのはGK権田(鳥栖)、GKシュミット・ダニエル(仙台)、DF植田直(ブルージュ)、DF冨安(シントトロイデン)、DF車屋(川崎F)、MF守田(川崎F)、MF三竿健(鹿島)、MF天野純(横浜FM)、MF伊東純(柏)、MF伊藤達(ハンブルガーSV)、FW浅野拓(ハノーファー)の11名。MF山口蛍(C大阪)とMF大島僚(川崎F)とFW杉本健(C大阪)は怪我で辞退。MF守田(川崎F)とMF天野純(横浜FM)が追加招集された。
■ 3対0で勝利して白星スタート試合は前半16分にMF中島翔の右CKからDF佐々木翔がヘディングシュート。これが相手のオウンゴールを誘って日本が先制に成功する。記念すべきポイチJAPANのは初ゴールは相手のオウンゴールだった。その後は何度かチャンスを作りながら決定力を欠いてなかなか追加点を奪うことが出来ない。初代表となるMF堂安律は後半14分と後半19分に決定機を迎えたがいずれも決めることはできなかった。
嫌な雰囲気になりかけたが後半21分に攻撃参加したボランチのMF遠藤航のパスを受けたFW南野が決めて日本が大きな追加点を奪った。前半39分と後半12分の決定機でシュートを決められなかったFW南野は3度目の正直でゴールをゲットした。FW南野は国際Aマッチは3試合目の出場で代表初ゴールとなった。2対0とリードを奪った日本はMF天野純やMF伊東純やDF守田など経験の少ない選手を投入する。
後半48分には途中出場したMF伊東純が右サイドから仕掛けると縦に抜け出すことはできなかったが切り返して左足でシュート。キーパーの手を弾いて3点目のゴールとなった。MF伊東純も国際Aマッチは4試合目の出場で初ゴールを記録した。3対0で勝利した日本はポイチJAPANの初陣を勝利で飾った。次は10月12日(金)にデンカビッグスワンスタジアムでW杯出場国のパナマと対戦する予定になっている。
■ 3試合目で生まれたFW南野の代表初ゴール9月7日(金)に予定されていたチリ戦は残念ながら地震の影響で中止となった。北海道はあれだけの被害が出ているので当然の判断と言えるがアジアカップまで6試合しか準備のための試合がない中、そのうちの1試合が中止になるというのは強化ということを考えると大きなマイナスである。ポイチJAPANはスタートで躓いてしまったが多くの人が待ちに待った初陣は3対0の完勝。幸先のいいスタートを切った。
MF長谷部など代表引退を表明した選手はもちろんのこと、DF吉田やMF香川やMF乾やDF酒井宏やDF長友なども不在。フレッシュな顔触れとなったがチャンスを与えられた若手が躍動した。コスタリカも日本と同じでロシアW杯のときは平均年齢が高かったので世代交代の真っ只中と言えるが、似たような条件になるコスタリカを圧倒。新生・日本代表に期待感を抱かせる結果&内容だったと言える。
最も目立ったのは23才のFW南野だろう。約2年10か月ぶりの代表召集となったが前半からたくさんボールに絡んで攻撃の中心として躍動した。サイドハーフでもプレーできる選手であるがこの日は2トップの一角。FW小林悠とコンビを組んだが良いところでボールを受けてターンをして攻撃をテンポアップさせるシーンが多かった。新生・日本代表のエース候補に名乗りを上げる素晴らしい活躍を見せた。
ゴールシーンはらしいゴールだった。C大阪の先輩のMF香川やMF乾やMF清武なども狭いスペースの中でプレーするのを得意にしているがテクニックで何とかしようとする先輩3人と比べるとFW南野はゴリゴリと行ける選手である。ゴチャゴチャした中を強引に掻い潜って、局面を打開するプレーが得意な選手である。MF遠藤航のパスも非常に良かったがFW南野らしいプレーからゴールが生まれたと言える。
■ 10番を託されたのはMF中島翔哉10番を背負ったMF中島翔も目立った。自身のゴールやアシストはなかったが1点目と2点目に絡んだ。所属クラブでは昨シーズン程の活躍ができていないがコンディション等は何の問題もなさそうだ。これだけの打開力と積極性を見せられると「MF中島翔をW杯に連れて行っていたら・・・。」と思ってしまうのは当然のことである。W杯メンバーからの落選は試練と言えたがこれからの4年間の活躍が大いに期待される。
途中出場したMF伊東純も代表初ゴールと結果を残した。この日は出場機会を与えられた選手のほとんど全てが及第点以上のプレーを見せたがどのポジションも競争は激しい。「良いプレーを見せた。」というだけでは生き残るのは難しくなる。攻撃的なポジションの選手には結果が求められたがMF伊東純は分かりやすい結果を残した。ジョーカーとしても期待できる選手なので重要な戦力になる可能性がある。
初代表のDF佐々木翔の頑張りも目立った。記録上はオウンゴールとなった先制ゴールはDF佐々木翔のヘディングシュートがきっかけになった。176センチながら空中戦に強い選手なので日本の新しい武器になる可能性がある。28才での初代表となったが「DF長友の座を脅かす存在の1人」として強烈に存在をアピールした。DF長友とは全く違ったタイプの選手になるが攻守両面でチームに貢献できる選手である。
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