愛媛FC ・・・ B+→ 開幕から低迷。一時は残留争いの中心的な存在になっていたが22節から4連勝。直近の9試合は6勝2敗1分けとなる。順位も17位まで浮上したが21位の熊本との差は「8」。残留争いのグループから抜け出しつつある。8位の徳島との差は「10」なので上のチームの背中が見えてきたが地道に勝ち点を積み上げて1日でも早く残留争いから抜け出したい。残りは12試合。J2残留への道筋が見えてきた。
資金力の乏しいクラブということもあって今夏の補強も最小限にとどまった。積極的な動きは見せなかったが獲得したFW藤本佳(岡山)とMF禹相皓(FC岐阜)の2人はいずれも愛媛FCで活躍中。ともに前所属クラブでは今シーズンはほとんど出番がなかった選手なので期待値は高くなかったがFW藤本佳は5試合で2ゴール。なかなか固定することが出来なかった1トップのレギュラーを確保しつつある。
岡山時代から「ガムシャラなプレーが出来る選手」として知られていたが2年半プレーして42試合で1ゴール。J2通算で1ゴールのみだった選手が早くも2ゴールを挙げているので岡山の関係者が、一番、驚いているだろう。FC岐阜から加入したMF禹相皓も豊富な運動量を生かして戦力になっているので効果的な補強ができたと言える。評価が高くなかった選手を獲得して戦力として活躍させている点は高評価に値する。