サンフレッチェ広島 ・・・ C+→ 23節は2位に付ける川崎Fとの首位攻防戦だったが先制しながら逆転負け。1試合消化が少ない川崎Fとの差が「6」に縮まった。ずっと独走状態だったがライバルに敗れたことでにわかに優勝争いが盛り上がってきた。「追われる側のプレッシャー」と戦わなければいけなくなるが23節を終えた時点で15勝4敗4分けで勝ち点「49」というのは見事と言うしかない成績である。紛れもない2018年のJ1の主役である。
これほどの成績を残しているので大幅に選手を入れ替える必要は全くなかった。夏の補強は最小限にとどまったが出場機会に恵まれなかったDF高橋壮(→岡山)が期限付き移籍して、昨夏に加入したベテランのDF丹羽大(→FC東京)も退団となった。SBを主戦場とするDF高橋壮とSBでもプレーできるDF丹羽大が抜けたことでSBの層が薄くなった。サブのDF馬渡は左右両サイドこなすがこの点は気になるところである。
加入が決まったのはコソボ代表のFWベサルト・ベリーシャ(メルボルン・ビクトリー)になる。Aリーグで突出した実績を持つストライカーを獲得したがここまでは2試合に途中出場したのみ。コンディションが整わなくてチームに貢献できていない。FWティーラシンとFW渡とFW工藤壮がいるので仮に活躍できなかったとしても大きな問題にはならないが彼がコンスタントに活躍しはじめるようだと優勝に大きく近づく。