町田ゼルビア ・・・ なし→ J2はサプライズの多いシーズンになっているがその中でも最大のサプライズに挙げられるのは町田の快進撃だろう。29節を終えた時点で15勝5敗8分けで勝ち点「53」。29節は首位を走る松本山雅との首位攻防戦だったが後半50分にMF平戸が劇的な直接FKを決めて1対0で勝利。5連勝中の松本山雅に土を付けた。1試合消化が少ない中、首位の松本山雅との差は「3」。首位浮上の可能性も出てきた。
文句のつけようがない成績を残しているがMF平戸の活躍が目立ちに目立っている。27試合で8ゴール12アシスト。J2でMVP級の働きを見せている。五輪世代で21才のMF平戸がチームを牽引しているが大卒ルーキーながら正キーパーとして活躍するGK福井、183センチの長身のDF大谷、左右両サイドこなすDF奥山、左SBで定着しつつあるDF下坂などなど経験値の乏しいの頑張りも目立っている。
十分すぎるほどの好成績を残していることもあって、今夏、町田は選手の入れ替えが全くなかった。新加入選手はゼロ、移籍した選手もゼロ。これはJ1とJ2の40クラブの中では町田のみ。いい流れでシーズンを戦うことが出来ているのでメンバーを弄る必要性は全くなかったと言える。J2での過去最高成績は2016年の7位。J1昇格を目指す上位チームにとって町田は極めて厄介な存在になっている。J2をかき回している。