松本山雅 ・・・ C+→ 2位の町田との首位攻防戦となった29節の町田戦(A)こそ0対1で敗れたが16勝5敗8分けで勝ち点「56」。2位の町田との差は「3」、3位の大分との差は「5」。2度目のJ1昇格に向けて絶好の位置に付けている。町田に敗れて連勝がストップしたが直近の16試合は12勝2敗2分け。J2優勝に最も近いチームであることは間違いない。開幕から6試合勝ちなしと大きく出遅れたがリカバーすることができた。
十分すぎるほどの結果が出ていることもあって夏の補強は最小限にとどまったが誤算はMF前田直(→名古屋)の流出になる。J1の名古屋で素晴らしい活躍を見せているがわずか半年でチームを去るとは予想できなかった。また、ベテランのMF工藤浩(→千葉)もチームを離れたが、幸いにして2列目の層は厚い。MF前田大、MFセルジーニョ、MF中美を中心に十分にやり繰り可能なメンバー構成と言える。
加入が決まったのはDF今井(柏)とDFアンダース・アプリン(ゲイラン・インターナショナルFC)の2人になる。DF今井の主戦場は右SB。守備力が高い選手なので右WBだけでなく右ストッパーで起用される可能性がある。シンガポール代表のDFアンダース・アプリンは「Jリーグ初のシンガポール人プレーヤー」になる。「商業的な旨味を狙った補強」と考えられるがCBの競争に割り込むことが出来ると面白くなる。