モンテディオ山形 ・・・ B-→ 29節を終えた時点で11勝10敗7分けで11位。6位の東京Vとの差は「6」。悪くない位置に付けているが、J1昇格のためにはどこかのタイミングで大型連勝が必要になってくる。起爆剤になれる選手を必要としているが、今夏の山形は積極的な動きを見せた。FWブルーノ・ロペス(ケランタン)、MF楠神(清水)、DF田村友(福岡)、DF内田健(名古屋)を獲得したが、なかなかいい補強が出来たと言える。
4人ともまだ新天地で大きな活躍はできていないが、FWブルーノ・ロペスはJ1の新潟で実績のあるストライカーである。1人でゴールに突進できる選手であり、テクニシャンが増えた山形には少ないゴリゴリ行ける選手である。「コンディションがどの程度なのか?」はまだ何とも言えないが、コンスタントにゴールを決めてくれるとプレーオフ出場が見えてくる。FWフェリペ・アウベスとともにキーマンの1人に挙げられる。
野洲高出身のMF楠神は言うまでもなくテクニシャンである。今シーズンの山形のサッカーに合う選手であることは間違いない。DF田村友は福岡でも浦和でも出場機会に恵まれなかったが高さと身体能力を兼ね備えた逸材である。実績は乏しいがいい補強と言える。左足のスペシャリストのDF内田健は愛媛FC時代の木山隆之監督の教え子になる。派手さはあまり感じられないが今夏の山形は効果的な補強が出来た。