■ 稀に見る大混戦になっている残留争いJ1は22節が終了した。残りは12節となったが残留争いが熾烈を極める。一時は15試合勝ちなしの名古屋が大きく離されかけたが夏の補強に成功。さらには期待されながらも本来のプレーが出来ていなかったFWジョーが爆発中。4試合で7ゴールを記録するなど大車輪の活躍を見せており、19節から4連勝中。ついに降格圏を脱出して入替戦圏となる16位に浮上した。今、一番、勢いに乗っているチームと言える。
鳥栖も夏の大型補強に成功した。FWフェルナンド・トーレスとFW金崎を獲得するなど攻撃陣のパワーアップに成功したがどちらもまだノーゴール。期待の2トップはまだ結果を出せていないがそれでもここ3試合は2勝1分けと好調。こちらは降格圏を脱出して15位に浮上した。22試合で17得点というのはJ1最少。期待の2トップが本来の力を出せるようになると一気に残留争いから抜け出すことも考えられる。
「17位:鳥栖、18位:名古屋」という時期が長かったが、下位だった2チームが好調。残留争いはぐちゃぐちゃな展開になっている。17節を終えた時点でクルピ監督を解任したG大阪が18位に転落したが宮本監督になってからは1勝1敗3分け。悪くない成績である。しかも、19節の磐田戦(A)と22節の札幌戦(H)はいずれも後半のアディショナルタイムに失点。勝利まで目前に迫るなど勝ち点「3」まであと一歩だった。