■ 2戦目の相手はパキスタンインドネシアのジャカルタで開催されるアジア大会の開会式は8月18日(土)に行われるがサッカー競技は日程の問題もあって開会式の前にスタートしている。GLの初戦はネパールと対戦して1対0と勝利したものの内容的には低調だった森保監督率いるU-21日本代表はGLの2戦目でパキスタンと対戦した。パキスタンは初戦でベトナムと対戦したが0対3で敗れている。ベトナムが日本にとって最大のライバルとなる。
日本は「3-4-2-1」。GK小島亨(早稲田大)。DF岡崎慎(FC東京)、DF板倉(仙台)、DF大南(磐田)。MF神谷(愛媛FC)、MF松本泰(広島)、MF長沼(FC岐阜)、MF遠藤渓(横浜FM)、MF旗手(順天堂大)、MF岩崎(京都)。FW前田大(松本山雅)。2試合連続スタメンになったのはキーパーのGK小島亨、ボランチのMF松本泰、右WBのMF長沼の3人だけ。中1日という過密日程なのでスタメン8人を入れ替えてきた。
ベンチスタートになったのはGKオビ・パウエル・オビンナ(流通経済大)、DF原輝綺(新潟)、DF立田(清水)、DF杉岡(湘南)、MF渡辺皓(東京V)、MF初瀬(G大阪)、MF三好(札幌)、MF三笘(筑波大)、FW上田(法政大)の9名。当初はレフティのDF舩木翔(C大阪)が選出されていたがケガのため辞退。184センチの大型CBのDF大南が追加招集されている。MF三好(札幌)が今大会はキャプテンを任されている。
■ いきなりの3連続ゴールで主導権を握る。初戦は苦戦を強いられた日本だったが見違えるような前半になった。前半2分に右ストッパーで起用されたDF岡崎慎のミドルパスから裏を取ったMF岩崎が鮮やかなコントロールから右足で決めて日本が先制に成功すると前半9分には左ストッパーのDF大南のクロスから同じように鮮やかな胸でのコントロールからMF旗手が決めて追加点を奪った。左右のストッパーの選手がいずれもアシストを記録した。
さらに前半10分にはMF旗手のスルーパスを受けたFW前田大が決めてあっという間に3点目を奪った。怒涛の攻撃で3点を奪った日本だったがその後はややペースダウンする。攻めあぐねる展開になったが前半35分にエリア内でMF旗手のパスを受けたMF岩崎がシュートコースを作ってから右足で強烈なシュートを決めて4点目を奪った。五輪代表に復帰してきた京都のMF岩崎は2ゴールの活躍だった。
4対0で迎えた後半はさらなる日本のゴールラッシュが期待されたが停滞する。しっかりとスペースを消して守るようになったパキスタンの守備を崩せなくなる。後半27分にはMF神谷に代えてDF原輝綺を投入。MF板倉のポジションをボランチに上げたが大きな効果は生まれなかった。結局、後半はゴールを奪えず。後半の戦い方は大きな課題と言えるが4対0で大勝。2連勝の日本は勝ち点を「6」に伸ばした。
■ 早くもGL突破が確定その後に行われたベトナム vs ネパールはベトナムが2対0で勝利した。日本とベトナムはともに2連勝。早くも決勝T進出が確定した。首位通過をかけてGLの3戦目で日本とベトナムが対戦することになったがどちらもここまで5得点/0失点。首位タイで並んでいる。どういうレギュレーションになっているのは?は分からないが、ベトナムとの3戦目が引き分けに終わった場合はややこしいことになりそうだ。
4対0で迎えた後半は失速したが前半の日本の出来は非常に良かった。メンバーを大きく入れ替えてきたがスタメンのチャンスを勝ち取った選手が意欲的なプレーを見せた。ネパールと比較するとパキスタンが積極的だったことにもアシストされたがいきなりの3連続ゴール。1トップ+2シャドーの3人がいずれも開始10分でゴールを決めて主導権を握った。「試合の入り方」に関しては完璧だったと言える。
前の3人が躍動したが川崎F入りが内定しているMF旗手が1ゴール2アシスト。見事な活躍を見せた。順天堂大の3年生ながら早くも2020年の川崎F入りが確定。静岡学園高時代から注目を集めてきたストライカーは五輪代表でも大きな存在感を発揮している。シャドーの位置でプレーしているがゴールに直結するプレーが出来るのは大きな魅力と言える。フィニッシュの精度も高くて有望な選手である。
■ 2ゴールと活躍したMF岩崎1トップの位置で起用されたFW前田大は3点目のゴールをゲットした。GLの初戦のネパール戦は途中出場したしたがほとんど見せ場なし。自慢のスピードを全く披露できなかったがこの日は良かった。前線からの激しい守備でも貢献。彼の精力的な守備はスイッチになった。ゴールシーンは落ち着いたコントロールでキーパーもかわすことができた。彼の圧倒的なスピードは五輪代表の武器になるだろう。
シャドーの位置でプレーしたMF岩崎は2ゴールの活躍。後半はあまり良さを出せなくなったがMOM級の活躍を見せた。前半2分に先制ゴールを奪ったがいいタイミングで飛び出していいコントロールから落ち着いたフィニッシュを見せた。自身2点目のゴールはエリア内の混雑した箇所でボールを受けたがドリブルを駆使してシュートチャンスを作った。最後のシュートは強烈だったがシュート力は彼の1つの武器になる。
MF岩崎は鳴り物入りで京都に加入して2年目になる。2017年は35試合で2ゴール8アシスト、2018年は25試合で1ゴール1アシスト。今シーズンはチームも最下位。低迷しているがMF岩崎自身のコンディションは昨シーズンよりも良くなっている。プロ1年目の2017年は体が重くて最大の武器であるスピード感が感じられなくなったので「マズイことになった。」と思ったが3キロの減量に成功。キレを取り戻している。
若い選手なのでいろいろなことを試すのは悪くないが「体を重くしたこと」がマイナスに作用していたと感じられた。キレとスピードが失われたことで余裕がなくなって判断も悪くなって非効率的なプレーが多くなっていたがここ最近のMF岩崎は明らかに良くなっている。Jリーグの試合でなかなかゴールに直結する活躍が出来ていないが今のコンディションを維持できれば大丈夫と言える。ポテンシャルは世代屈指である。
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