■ 横浜Fマリノスに電撃移籍バルセロナの下部組織でプレーしたFW久保建は高校2年生。今年の6月4日(月)に17才になった。2017年はU-17W杯とU-20W杯に出場。J3のFC東京U-23では15歳10カ月11日というJリーグ最年少得点を決めるなど大きな注目を集めたが、今シーズンは影が薄かった。本格的にFC東京のトップチームに合流したがJ1では6試合の出場のみ。チームが好調ということもあってカップ戦とU-23が活動の中心になった。
FC東京はオフにFW大久保とFWピーター・ウタカが揃って退団。フォワードの層が一気に薄くなったので「FW久保建はJ1で結構な出場機会を得られるだろう。」と思われていたが移籍組のFWディエゴ・オリヴェイラがフォワードの軸になった。ここ数年は結果を残せていなかったFW永井謙とMF東慶悟が復活して、長谷川監督のサッカーを知り尽くしたMF大森の加入もFW久保建の出場機会が伸びない要因になった。
ベンチ入りをしても最後まで出番が回ってこないケースも多くて勿体ない状態になっていたが、このたび、J1の横浜FMへの期限付き移籍が決定した。当然、クラブの至宝なので簡単には手放せない選手になる。FC東京U-23があることを考えるとFC東京に残ってもJ3で出場機会を得ることは可能だったが、クラブとしても、本人としても、思い切った決断を下したと言える。12月31日(月)までの期限付き移籍になる。