レノファ山口→ 11勝5敗8分けで5位というのは立派な成績である。開幕前は「降格候補の1つ」と言われていたことを考えると大健闘である。飛躍のシーズンになっているが首位の松本山雅との差は「3」のみ。プレーオフ出場どころか、自動昇格を狙える絶好の位置に付けている。山口クラスの規模のクラブになるが同じようなJ1昇格のチャンスが来年も巡ってくる可能性はあまり高くない。勝負を賭けたいシーズンになっている。
現時点で獲得が決まったのはMF高井(東京V)のみ。入れ替え自体は少ないがピンポイント補強に成功した。群馬で活躍した後、東京Vに引き抜かれたがほとんど試合に絡めなかった。東京Vで活躍できなかったので評価が下がっていた段階でゲット出来たのは良かった。適正価格よりも安い金額でゲットできたはずである。期限付き移籍ではなくて完全移籍で獲得できたのも山口にとっては大きなことである。
さっそく24節の水戸戦(H)で山口デビューを飾ってゴールを記録した。群馬時代は左SHでプレーする機会が多かったが山口では「4-1-2-3」のIHがメインになりそうだ。能力的には相当に高い選手なので軸になっても何ら不思議はない。現時点で加入が決まったのはMF高井のみとなるが、中盤から前目のポジションと比べると最終ラインの層は薄い。ユーティリティー性を持った選手を獲得できると安心感が生まれる。