51人目 : FW 金崎夢生 (鹿島アントラーズ→サガン鳥栖) ・・・ S-→ 名門の鹿島のエースとして活躍してきた選手が地方のクラブである鳥栖に選手を引き抜かれることは極めて珍しい。Jリーグ史を振り返ってみても最大級のサプライズ移籍となった。本人は「新しい環境で新しいチャレンジをしたかった。」とコメントしているが鳥栖側が相当な好条件を提示して強奪に成功したと考えられる。17位と降格圏に位置する鳥栖を救う活躍が出来るのか?に大きな注目が集まる。
52人目 : FW 押谷祐樹 (名古屋グランパス→徳島ヴォルティス) ・・・ B-→ 岡山ではエースとして4年間で43ゴールを記録した。風間監督が就任したのと同じタイミングで名古屋に移籍したが層の厚い選手層に阻まれて出場機会は限られた。徳島に完全移籍することになったが得点力の高い選手を必要としているチームなので実績のあるFW押谷にかかる期待は大きい。 ただ、FWピーター・ウタカとFWバラルが加入したので競争は激しい。持ち前の得点力の高さを発揮できるか。
53人目 : MF 田中英雄 (テゲバジャーロ宮崎→カマタマーレ讃岐) ・・・ B-→ 長きに渡って神戸で活躍したベテランを獲得した。ボランチがやや手薄だったので経験豊富な選手を獲得できたのは良かった。今シーズンはJFLでプレー。石崎監督率いるテゲバジャーロ宮崎で活躍していたが半年のブランクを経てのJリーグ復帰となった。運動量が多くてチームを活性化させることが出来る選手である。讃岐にはいなかったタイプの選手なので効果的な補強が出来たと言えるだろう。
54人目 : MF 清水航平 (清水エスパルス→ヴァンフォーレ甲府) ・・・ B-→ 昨夏に広島から清水に移籍したが出場機会は限られた。広島のときは左右のWBでプレーする機会が多かったので4バックのチームになると居場所を見つけにくくなる。4バックを採用する清水よりも3バックを採用する甲府の方が良さを出しやすいと考えられる。突破力が大きな武器なので「攻撃型の選手」と思われがちであるがインターセプトの数が多くて粘り強い守備にも定評がある。CBでプレーした経験もある。
55人目 : FW 瀬沼優司 (モンテディオ山形→横浜FC) ・・・ A-→ 「木山チルドレン」の1人。愛媛FCならびに山形で中心として活躍してきたが今シーズンは出場機会に恵まれなかった。そんな中で横浜FCに移籍することになったがサイズがあって走れる選手なので面白い補強が出来たと言える。FWイバならびにMFレアンドロ・ドミンゲスといい関係を築くことが出来たら横浜FCの攻撃陣は相当に強力な布陣になる。プレーはワイルドであるがピッチ外では極めて穏やかな性格。
56人目 : FW バラル (カディスFC→徳島ヴォルティス) ・・・ B+→ Jリーグで増加中のスペイン人プレーヤー。35才なのでベテランの域に入っているが同じスペイン出身のリカルド・ロドリゲス監督が「チームのスタイルに合う選手」と判断して獲得していると思うので期待度は高い。動画を見る限りでは典型的なストライカーである。いろいろな形からゴールを奪うことが出来る。彼がハマってFWピーター・ウタカと2トップを組むようになると徳島は相手にとって厄介な存在になる。
57人目 : FW 藤本佳希 (ファジアーノ岡山→愛媛FC) ・・・ C-→ 松山市出身なので地元でプレーすることになった。J2では42試合で1ゴールのみ。得点力は皆無に近いが前線で泥臭い仕事をすることができる。ハードワークの出来る選手なので使い勝手は悪くない。身体的な能力は高くて思い切りのいいプレーを見せる選手なので何かしらのきっかけをつかめればコンスタントにゴールを決めるようになっても不思議はない。献身的なプレーができるので途中出場でも貢献できる。
58人目 : MF 金久保順 (ベガルタ仙台→京都サンガ) ・・・ D+→ 京都は危機的な状況に陥っている。ここに来て愛媛FCと讃岐が好調なので1チームだけ取り残されつつある中、精力的な補強を行っているが、アタッカーの駒は豊富であることを考えると意図が分かりにくい補強になった。もちろん、キックの精度が高い選手で、既存の選手にはない良さをいくつも持った選手であるが、資金力は限られることを考えると「他の部分に回した方が良かったのでは?」と感じる。
59人目 : DF 岡野洵 (ジェフ千葉→大分トリニータ) ・・・ C+→ DF刀根が怪我をして長期離脱することになったので大分は「CBの補強が急務」と言えたが森保JAPANでプレーした経験のあるDF岡野洵を期限付き移籍で獲得した。先の愛媛FC戦(H)は同じ東京世代のDF岩田が右ストッパーで起用されていいプレーを見せたので当面の間はDF岩田とポジションを争うことになるだろう。大分はなかなか効果的な補強ができたが千葉側から考えると「敵に塩を送る補強」になった。
60人目 : DF チョン・スンヒョン (サガン鳥栖→鹿島アントラーズ) ・・・ S-→ ロシアW杯の韓国代表だった188センチの長身CB。日本代表のDF植田直が抜けて即戦力のCBを探していた鹿島に引き抜かれる形になったがほぼ同じタイミングで発表されたので「FW金崎と交換トレード」のような形になった。1994年生まれなのでDF植田直とは同学年になるが「CBとしてのポテンシャル」に関してはDF植田直と比べても大きく見劣りしない。DF植田直の後釜として申し分ない選手を補強できた。
★ 現在の投票数 → 337票
→ 最大で15チームまで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2018/07/02 【J1】 2018年の夏の移籍市場の勝ち組はどこだろうか? (前編)
2018/07/04 【J1】 2018年の夏の移籍市場の勝ち組はどこだろうか? (後編)
2018/07/11 【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その1)
2018/07/12 【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その2)
2018/07/12 【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その3)
2018/07/17 【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その4)
2018/07/19 【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その5)
2018/07/27 J3+(アンテナ) ・・・ 人気のあるサッカーサイトの最新記事 (4つ)
- 関連記事
-