10位 : DF ナチョ (スペイン)→ 同僚のDFカルバハルと右SBのレギュラーを争ったが、スタメンの回数はDFナチョが3試合、DFカルバハルは1試合。DFカルバハルのコンディションが万全ではなかったこともあってイエロ監督はDFナチョをファーストチョイスにした。何と言っても印象的なのはGLの初戦のポルトガル戦で決めた地を這うような逆転のミドルシュートになる。ただし、FWクリスティアーノ・ロナウドに全てを持っていかれた。
09位 : DF ノルディン・アムラバト (モロッコ)→ アムラバト兄弟の兄。初戦は右SB、2戦目と3戦目は右SHでプレーした。右サイドからの仕掛けは迫力満点。2戦目のポルトガル戦はドルトムントのDFゲレイロとマッチアップする機会が多かったがDFノルディン・アムラバトが圧倒的に優勢。サイドの攻防で主導権を握った。悔やまれるのは初戦のイラン戦で負傷交代となった点。弟との交代でピッチを去ったが弟の軽率なファールがイランの決勝点につながった。
08位 : DF キミッヒ (ドイツ)→ 鉄人と言われたDFラームの後継者。23才ながら風格を感じさせるプレーを見せて主力に定着した。右SBの新鋭に対する期待度は高かったが持ち味の1つである右足のキックの精度が今一つ。中央でターゲットになれるタイプの選手がいなかったことも大きく関係していると思うがクロスが合わないシーンが目立った。それでも、攻め手が少ない今回のドイツ代表の中でもっとも多くのチャンスを作ったのは確かである。