■ フランスが決勝進出を果たす。ロシアW杯は準決勝に突入した。残った4チームは全て欧州勢となるが、第1試合はフランス vs ベルギーの対戦となった。翌日に行われる準決勝の2試合目はクロアチア vs イングランドになるが、1試合目のフランス vs ベルギーを「事実上の決勝戦」と言う人は多い。共に各ポジションにタレントを揃えており、選手層も厚い。フランス vs ベルギーを制したチームが決勝戦でも勝利して世界一になる可能性は結構高い。
注目の試合は0対0で迎えた後半6分にフランスが右サイドのCKを獲得するとCBのDFウンティティがヘディングで合わせてフランスが先制に成功する。後半の半ば以降は途中出場したMFメルテンスを中心としたサイド攻撃でベルギーがゴール前のチャンスを作ったがフランスの中央の守備は堅くて同点ゴールを奪うことは出来ない。1対0で逃げ切ったフランスは2006年のドイツW杯以来となる決勝進出を果たした。
ともに攻撃陣が豪華なので派手な試合になる可能性もあったが静かな展開になった。5試合で14ゴールを奪っているベルギーはMFエデン・アザールがこの日も奮闘したがFWルカクがほとんど活躍できず。FWルカクは準々決勝のブラジル戦もDFミランダに封じられたがこの日もDFヴァランとDFウンティティを相手に良さを出し切れなかった。このレベルのCBが相手だとFWルカクと言えども自由にはプレーできない。