■ 「ダイバー」あるいは「劇団員」などと揶揄「優勝候補の一角」と言われたブラジルは2勝1分けでE組を首位で突破するとラウンド16のメキシコ戦は2対0で勝利した。4試合でわずか1失点のみ。いい流れで準々決勝のベルギー戦を迎えたがセットプレーとカウンターから失点。同じように「優勝候補の一角」と言われていたベルギーに敗れて2002年の日韓W杯以来となる世界制覇を逃した。ベスト8止まりはサッカー王国と言われるブラジルにとっては屈辱である。
期待以下の成績に終わったのでブラジル代表は本国で大きな批判を浴びているが中でもエースのMFネイマールに対する批判の声は大きい。5試合に出場して2ゴール2アシスト。要所では活躍したが世界のサッカー界をリードするスーパースターであることを考えるとやや物足りないパフォーマンスに終始した。「事実上の決勝戦」とも言われた準々決勝のベルギー戦はゴールに絡めず。不本意な試合になった。
数字や成績以上に批判の対象になっているのはファールあるいは激しいチャージを受けたときの振る舞いである。GLの2戦目のコスタリカ戦ではエリア内で倒されて一度はPKを獲得したがVARシステムにとって取り消しとなるシーンがあったが「過剰なほどのファールアピール」や「過剰に痛がる姿」は世界のサッカーファンにいい印象を与えなかった。日本国内では「ダイバー」あるいは「劇団員」などと揶揄されている。