GK 川島永嗣 (FCメス) 5.5
→ 簡単なシーンではなかったが、やはり、前半11分の失点シーンは悔やまれる。近くに相手がいることは分かっていたと思うのでもっと慎重にプレーすべきだった。先制されたことで難しい展開になったがその後は落ち着いてプレーした。ミスによる失点を引きずることなくプレーできた点は評価に値する。キャッチングは安定している。また、今大会はロングキックの精度が高くて競りやすいボールを蹴れている。
DF 酒井宏樹 (マルセイユ) 7.0
→ セネガルの中心選手であるMFマネとマッチアップするケースが多かったがしっかりと対応した。先制ゴールを決められてしまったが、当然のことながら、DF酒井宏の責任ではない。攻撃参加はそこまで多くなかったがGK川島までボールが下がってきた後にGK川島がロングキックを蹴るときは右SBのDF酒井宏をターゲットにするケースが多かった。空中戦の勝率も高くてマイボールする場面が多かった。
DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 7.0
→ 2失点してしまったが守備陣は本当によく頑張ったと言える。立ち上がりはセネガルに攻め込まれたがパニックになることなく冷静に対応することができた。世界中で話題になっている前半終了間際のオフサイドトラップが成功した後はどや顔。非公開練習のときに練習を重ねてきたのだと思うが「してやったりのプレー」だった。フィードの部分も安定しており、今大会は高いレベルで安定している。
DF 昌子源 (鹿島アントラーズ) 7.0
→ 相手の驚異の身体能力を前に危ないシーンを作られる場面もあったが基本的にはしっかりと対応することが出来た。この日は攻撃の起点としても活躍。後半33分に生まれたMF本田圭の同点ゴールの起点になったのはDF昌子だった。ボールを拾った後、鋭い楔のパスをFW岡崎慎に通した。「スイッチを入れるパス」と言われることが多いがDF昌子のパスから連動した攻撃がスタートしてゴールにつながった。
DF 長友佑都 (ガラタサライ) 6.5
→ 序盤は劣勢だった。18番のFWサールが右サイドに張っており、立ち上がりから果敢に仕掛けてきた。DF長友が止めきれずに振り切られるシーンを作られたときは絶望感を感じたが、徐々に対応できるようになっていった。前半34分のMF乾の同点ゴールの場面は裏に飛び出して行って起点を作った。簡単なコントロールではなかったが2人を相手にボールキープ。身体的な能力でも負けていなかった。
MF 柴崎岳 (ヘタフェ) 7.5 (MOM)
→ 初戦に続いてハイパフォーマンスを見せた。この日もMF長谷部は下がり目。MF柴崎岳は少し前目のポジションでプレーしたがミドルパスの精度が高くて司令塔として絶大な存在感を示した。後半15分にゴール前のFW大迫に出したグラウンダーのクロスは完璧。鮮やかすぎた。もちろん、MF乾の同点ゴールにつながった裏のスペースへのミドルパスも完璧。攻守の要となって躍動している。
MF 長谷部誠 (フランクフルト) 6.5
→ 前半途中に相手と交錯をして鼻から出血。なかなか血が止まらなかった。「止血が完了するまではピッチに入れない。」というのが基本なので鼻から血を出しながらピッチに戻ってきたときは驚いたが大事には至らず。先のとおり、やや下がり目の位置でプレーする機会が多かったが全体をよく見て引き気味の位置からチームをコントロールした。守備面での貢献度が高くてさすがのプレーを見せた。
MF 原口元気 (デュッセルドルフ) 5.0
→ 後半30分までプレーしたが出来としてはあまり良くなかった。代表においてはコンスタントにいいプレーを見せてきたがここまで良さを出せない試合というのはかなり珍しい。前半11分の失点シーンはMF原口のクリアミスがきっかけ。できればCKにしたくない場面だったが相手へのプレゼントパスになってしまった。攻撃面でもほとんど良さを出せず。この日の日本は右からの攻撃が物足りなかった。
MF 香川真司 (ドルトムント) 6.0
→ 2試合連続で途中交代。勝負所で下げられていることに関しては悔しい気持ちがあると思うがMF本田圭との交代は1つのパターンになりつつある。後半27分にベンチに下がったがコンディションは良くてキレはあった。間でボールを受けて起点になる場面は多かった。決定的なチャンスを作れなかったのは残念だったがパフォーマンスとしてはまずまず良かった。不用意なロストが今大会はほとんどない。
MF 乾貴士 (エイバル) 7.0
→ 1ゴール1アシストの活躍でヒーローになった。ポーランド戦までの3日間は彼がクローズアップされるだろう。同点ゴールは得意の角度だった。アシストの場面は冷静に中の動きを見ていた。「スピードのあるボールを蹴らないといけない。」という心理が働いて中の選手が合わせにくいクロスになるケースが多いがMF本田圭にとってもシュートしやすい絶妙のスピードだった。2失点目は注意力不足。彼の責任になる。
FW 大迫勇也 (ケルン) 6.5
→ 激しいマークを受けた。前半は起点になりきれなかったが後半はしっかりとボールをキープして時間を作る場面が多かった。後半33分のMF本田圭の同点ゴールもFW大迫のクロスが1つのきっかけになった。悔やまれるのは自身にも大チャンスがあった点。後半15分にはMF柴崎岳のクロスから決定機を迎えたがうまく足に当てることが出来ず。勿体ないシーンだった。後半20分のMF乾へのパスは見事。
MF 本田圭佑 (パチューカ) 7.0
→ 勝ち越しゴールを許した直後の後半27分にMF香川に代わって登場。後半33分に起死回生の同点ゴールを決めて日本を救った。キーパーは倒れていたがゴールライン上にはセネガルの選手が2人カバーに入っていたので決して簡単なシュートではなかった。相手に当ててしまってチャンスを逃す場面は少なくないシチュエーションだったが冷静に流し込んだ。3大会連続のゴール+アシストは見事と言うしかない。
FW 岡崎慎司 (レスター) 6.0
→ 後半30分にMF原口に代わって登場。2トップの一角でプレーした。FW大迫と2トップを組むことになったが持ち味を発揮。同点ゴールの場面は最初は中央で起点になって、FW大迫のクロスに対してはしっかりと飛び込んで、最後のMF乾のクロスに対してもすぐに立ち上がって関与。泥臭いプレーが劇的な同点ゴールにつながった。点が欲しい時間帯で迷うことなく2トップに切り替えた監督の采配がハマった。
MF 宇佐美貴史 (デュッセルドルフ) 6.0
→ 後半42分にMF乾に代わって登場。ドリブルで仕掛けて相手のイエローカードを誘うシーンもあった。反則ポイントがGL突破か?否か?を左右する可能性もあるので大きなイエローカードになる可能性はある。短い時間で1つ仕事をしたがその後のチャンスシーンは生かせず。7分ほどのプレー時間で2つの見せ場を作ったのでまずまずと言えるが西野監督の高い期待に応えることはできなかった。
2018/06/20 【ロシアW杯】 日本 vs コロンビア 各選手の採点&寸評 (10点満点)
★ 現在の投票数 → 2480票
→ 最大で6人まで選択して投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2018/05/20 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (キーパー編)
2018/05/20 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (右SB編)
2018/05/21 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (CB編)
2018/05/21 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (左SB編)
2018/05/22 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (ボランチ編)
2018/05/22 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (アタッカー編)
2018/05/23 【日本代表 】 2022年のカタールW杯の日本代表メンバーを予想する。 (フォワード編)
2018/06/14 【ロシアW杯】 サッカー中継に登場する解説者(27名)を勝手に評価する。 (前編)
2018/06/15 【ロシアW杯】 サッカー中継に登場する解説者(27名)を勝手に評価する。 (後編)
2018/06/24 J3+(アンテナ) ・・・ 人気のあるサッカーサイトの最新記事 (4つ)
- 関連記事
-