■ 惨敗が目立つサウジアラビア今大会は欧州勢が好調。順調に勝ち点を積み上げている。逆に南米勢が不振でアフリカ勢も不振。大陸ごとの差が大きい。アジアから出場した5か国の初戦は2勝3敗。サウジアラビアは開催国のロシアに0対5。ぼろ負けだったが、オーストラリアは「優勝候補の一角」のフランスを相手に1対2。惜敗だった。イランと日本は白星スタート。4年前のブラジルW杯でアジア代表は未勝利だったが早くも2勝を挙げている。
「アジア勢はここまで健闘している。」と言えるが、サウジアラビアは「ガッカリで期待外れだったチームの1つ」に挙げられる。開幕戦は注目度が高くて大きなプレッシャーがかかるのは間違いないが0対5の惨敗を喫した。ロシアの前評判は極めて低かったので「開幕のロシア vs サウジアラビアは熱戦になるのでは?」という意見が多かったがまさかのワンサイドゲームになった。情けない試合だったと言える。
サウジアラビアというと「砂漠のマラドーナ」と言われたFWオワイランが躍動した1994年のアメリカW杯でベスト16に進出している。アジア勢が決勝T進出を果たしたのは1966年のイングランド大会の北朝鮮以来。7大会ぶりという快挙だった。大きなインパクトを残したがそれ以降はW杯の本大会で結果を出せていない。日本人にだけは言われたくないかもしれないが「付け焼刃的な監督交代」が多すぎる。