■ 7キロ台というのはさすがに問題。世界トップクラスの人気を誇る選手なので彼に対する批判の声が出てくると強く擁護しようとする人がたくさん出てくる。実際にどうなのか?を考えた上で結論を出すのではなくて「MFメッシに対する批判は許されない。」とばかりにMFメッシのプレーを全肯定する人が多くなるので建設的に議論を進めるのはなかなか難しいが、個人的な意見を述べると、当然、走らないMFメッシについて否定的である。
もちろん、彼ほどの「個の力」を持った選手であれば走り回る必要は全くない。フィールドプレーヤーがフル出場した場合の走行距離は10キロ~11キロに収まるケースが多いがMFメッシであれば10キロどころか、9キロほどでも十分におつりがくるレベルである。10キロ~11キロという標準レベルの走行距離ですら誰も求めていない。むしろ、MFメッシに11キロや12キロを求めるのはクレージーな話である。
なので「MFメッシはもっと走るべき。」という話は「MFメッシは11キロや12キロを走るべき。」という話とイコールではない。結局のところ、「MFメッシはもっと走るべき」という否定派のほとんどが考えているのは「さすがに7キロ台の走行距離はマズイだろう。」ということであり、「少なくとも8キロ台の中盤は走らないとダメだろう。」ということである。最低レベルにすら達していない点を問題視している。