■ 後半に4ゴールを奪って逆転勝利W杯前の最後の強化試合となるパラグアイ戦は後半に4ゴールを奪った日本が逆転で勝利した。トップ下で起用されたMF香川が1ゴール2アシストの活躍で、MF乾は2ゴールの活躍。C大阪時代にコンビを組んだMF香川とMF乾の2人が躍動した。MF香川はこれで代表通算30ゴール目。これは歴代6位に相当するが区切りの30ゴールに到達した。92試合で30得点なので中盤の選手としてハイペースと言える。
かなり前の段階から予想されていたとおり、パラグアイ戦はメンバーを大きく入れ替えてきた。6月8日(金)に行われたスイス戦に引き続いてスタメン起用されたのはDF酒井高(ハンブルガーSV)のみ。彼にしてもスイス戦は右SBで、パラグアイ戦は左SBなので、ポジションは異なる。結局、10人の選手が入れ替わった。メンバーを大きく入れ替えてきた中、ここまでサブ組に回っていた選手が意地を見せたといえる。
となると注目されるのは「初戦のコロンビア戦でどんなメンバーをスタメンで起用してくるのか?」になる。スイス戦でスタメン出場した11人が「今の西野JAPANの主力となる選手」と考えられるが内容ならびに結果が良かったのはサブ組主体のパラグアイ戦である。スイス戦のメンバーに戻すのか?パラグアイ戦のメンバーを引き続いて起用するのか?両者を融合させるのか?は興味深いところである。