■ 開幕前の期待値は高かったが・・・。柳下監督になって2年目となるツエーゲン金沢はオフに期限付き移籍中だったDF庄司、MF宮崎幾、DF石田崚、FW垣田の4人の引き留めに成功した。さらに元エースのMF清原の獲得に成功。期限付き移籍中だったMF中美の引き留めには成功しなかったが他にもFWマラニョンやMF藤村やMF加藤大の獲得に成功。クラブ規模・資金力・ブランド力などを加味すると「今オフはこれ以上ないほどの補強が出来た。」と言えた。
なので期待値は相当に高かったが17節を終えた時点では5勝8敗4分けで勝ち点「19」。18位なので満足のいく成績とは言えない。波に乗り切れないがそれでも降格圏の愛媛FCとの差は「8」。残留争いには巻き込まれていない。逆に8位のFC岐阜との差は「6」のみ。順位こそ18位と下位になるが中位グループは大混戦なので連勝出来たら一気に順位を上げることが出来る。18位ではあるが立ち位置的には決して悪くない。
金沢にやって来てからの柳下監督は相当に我慢強くなっており、結果が伴わなくても若手を使い続ける傾向にある。昨シーズンはMF大橋、MF宮崎幾、DF石田崚などを序盤戦から使い続けたことが実を結んで6月中旬から4連勝を達成。残留争いから抜け出すことができたが、同じように今シーズンもFW垣田やDF毛利など使い続けている。昨シーズンと同じようにどこかのタイミングで若手の抜擢が実を結ぶ可能性はある。