■ 国民的な関心事になっているタックル問題ロシアW杯まであと1か月となった。西野JAPANの活動がようやくスタートしたが世間一般の注目を集めているのは「北朝鮮の問題」、「加計学園の問題」、「日大アメフト部のタックル事件」の3つになる。傍から見るとどうでもいいようなことで盛り上がっている問題もあるが、アメフトの問題は思わぬ形で公になった。その後、新キャラクターが次々に登場するので一般の人を飽きさせない展開になりつつある。
日本国内でアメフトがここまで話題になったことは過去に一度もなかった。1994年に起こったO・J・シンプソン事件をはるかにしのぐ勢いである。昨年の末は相撲界の暴力問題が大きな話題となって、つい先日はレスリング協会のパワハラの問題がクローズアップされたが、今度アメフト界である。ターゲットになった人や団体はワードショー等であること・ないことを様々な人に様々な角度から語られることになる。
こうなると次なるターゲットがタイミングよく現れるか、大衆が飽きてくるまで、我慢して潜むしかない状況になる。1度でも「叩かれるべき対象(叩かれてもいい対象)に認定されてしまうと大変な状況になってしまうのが日本社会の特徴と言えるが、ネット社会になってその傾向はさらに強まった。獲物を見つけた動物のようにターゲットに群がって批判を始める人たちに違和感を覚える人は少なくないと思われる。