■ 降格圏の17位で中断期間に突入フィッカデンティ監督が就任して3年目となるサガン鳥栖は初タイトルを目指すシーズンだったがJ1のリーグ戦は3勝8敗4分けで勝ち点「13」と低迷。17位と降格圏でW杯の中断期間を迎えることになった。開幕5試合は2勝1敗2分けとまずまずだったが6節から痛恨の7連敗を喫した。13節の清水戦(H)でようやく連敗を止めることが出来たが直近の2試合はいずれもスコアレスドロー。苦しいシーズンになっている。
降格圏に低迷しており、かつ、開幕前の期待以下の成績になっているので、「監督交代」を求める声が出てきても不思議はないが現状ではフィッカデンティ監督の交代を求める声は少ない。Jリーグで実績のある監督であり、なおかつ、高年俸の監督なので簡単にはクビを切ることは出来ない。今シーズン途中の監督交代の可能性はゼロとは言えないが少なくともW杯の中断期間中の監督交代は無さそうな情勢である。
15試合で14得点/21失点となる。基本的には手堅いサッカーをするチームであるが失点数は多い。守備陣も安定感を欠いているがより問題視されるべきは攻撃陣になる。開幕5試合は計8得点と活発だったが6節以降は10試合で6得点のみ。8節から4試合連続で無得点に終わるなど得点力不足は深刻だった。攻撃の中心となるコロンビア人のFWイバルボが怪我をしてコンディションが整わなかったのは痛恨だった。
FWイバルボは7試合で2ゴール。プレー時間は457分にとどまっている。1節・2節・7節・8節・9節・10節・11節・12節はベンチ外だったがこの8試合の成績は0勝6敗2分け。8試合で5得点しか奪えていない。逆にFWイバルボが出場した7試合は3勝2敗2分けなのでまずまずである。7試合で9得点というのは及第点と言える。やはり、コロンビア代表経験のあるFWイバルボがいる・いないで大きな違いが生まれる。