フォワード→ 「ワールドクラスの日本人ストライカーの出現」を期待するサポーターは多いが依然として「日本サッカー史上最高のストライカーはFW釜本である。」というのが大半の人の見方になる。国際Aマッチは76試合で75得点を挙げているFW釜本に匹敵するレベルのストライカーが出てこないとW杯などの国際大会で日本代表が結果を残すのは難しい。日本サッカー界の大きな課題であり、悩みどころの1つになっている。
ロシアW杯に挑む西野JAPANではFW大迫(ケルン)がフォワードの中心になるのは間違いない。鹿児島城西高時代から大きな注目を集めた万能型のCFだったがブンデスリーガでも一定以上の存在感を発揮しており、現状では「日本人のCFの中で図抜けた存在」と言える。安定したキープ力は欠かせない武器になっており、カタールW杯のときは32才。問題なく「3大会連続のW杯出場」を狙える年齢である。
FW大迫がカタールW杯のときもCFの軸に君臨する可能性が現時点では最も高いがFW大迫の存在を脅かす選手が沢山出てこないといけないのは言うまでもない話である。対抗馬は、やはり、FW杉本健(C大阪)になる。高さ・強さ・上手さなどCFに必要とされる能力のほとんどを高いレベルで有している。数年前までは精神的な弱さや未熟さを指摘する声が多かったが2017年に完全開花してJ1で22ゴールを記録した。