ボランチ編→ 長きに渡って日本代表を支えてきたMF長谷部(フランクフルト)は今年の1月で34才になった。3大会連続でW杯の日本代表のキャプテンを務める可能性は高いが38才でW杯を目指すのはボランチの選手であることを考えると相当に難しい。27名の枠に選出されているMF山口蛍(C大阪)、MF大島僚(川崎F)、MF井手口(レオネサ)の3人がカタールW杯までの4年間の日本代表の中盤を支える存在になる可能性が高い。
MF山口蛍は31才でカタールW杯を迎えることになる。これから円熟期に入っていく。MF大島僚は課題だった守備力がここ数年でアップした。ゲームをコントロールする能力に関しては日本人の中ではトップクラス。ボールを失うことなく味方に好パスを供給することができる。ハリルJAPAN時代は度重なる怪我の影響で自らチャンスを逃し続けてきたので「ケガをしないこと」が、今、もっとも求められることである。
MF井手口は移籍先のスペインで苦労している。「ロシア行きは当確」という立ち位置から「当落線上にいる選手の1人」のいう立ち位置になったが攻守両面で高い能力を持った選手であることは明らかである。大事なのは所属クラブで試合に出続けることである。分かりやすい結果を残してアピールできるポジションではないので移籍先選びは相当に重要になってくる。キャリアの行方を左右するケースは多い。