左サイドバック→ 岡田JAPAN時代の2008年以来、大半の時期のレギュラーはDF長友(ガラタサライ)だった。ここ数年はケガに悩まれており、全盛期と比べると確実に力は落ちてきているが、それでも他の追随を許さないほどの実績と実力と経験値を持っている。ロシアW杯の本大会のときもDF長友が左SBのレギュラーで起用される可能性は高い。ちょうど10年の間、日本代表のレギュラーの左SBのレギュラーを務めている。
ただ、DF長友も31才になった。先のとおり、数年前と比べると確実に力は落ちており、4年後のカタールW杯のときも引き続いて日本代表の左SBのレギュラーを務める可能性はあまり高くない。やはり、SBというのは相当な運動量が必要となるポジションである。30代中盤の年齢でサイドバックの主力を張るのはなかなか大変である。「ポスト・長友」は誰になるのか?がロシアW杯以降の左SBの最大の注目点になる。
最有力候補は、やはり、DF酒井高(ハンブルガーSV)になる。27名の枠に選出されているので、2大会連続のW杯メンバー入りは確実と言える。左右両サイドを遜色なくこなす選手であるが右SBにはDF酒井宏(マルセイユ)がいるので左SBの方がレギュラーを狙いやすい。国際経験は豊富でブンデスリーガでの通算試合数も相当な数まで膨らんだ。1991年生まれなので31才でカタールW杯を迎えることになる。