■ 初昇格で健闘するV・ファーレン長崎J1初昇格の長崎は開幕から6試合勝ちなし。初勝利を手にするまでに少し時間がかかったが7節の清水戦(A)でJ1初勝利を挙げると8節のG大阪戦は3対0で完勝。J1でのホーム初勝利を飾った。8節を終えた時点では2勝4敗2分け。8試合で勝ち点「8」というのは十分な数字である。未勝利が続いた時期も内容は非常に良かったが2連勝してようやく結果も付いてきた。勢いに乗り始めているチームの1つに挙げられる。
成績的にも十分な数字を残しているが内容的にもかなり優れているのが今シーズンの長崎の特徴と言える。開幕前の評価は低くてほとんどの人が降格圏に予想したが予想を覆して大健闘している。J2時代からアグレッシブに戦うチームだったがJ1の舞台でも臆することなく戦うことができている。J1を盛り上げているチームの1つに挙げられる。3対0で勝利した8節のG大阪戦(H)のサッカーは圧巻だった。
左WBのMF翁長、アタッカーのMF中村慶、ドリブラーのMF澤田、フォワードのMF鈴木武蔵などJ1での実績が全くない選手や皆無に近い選手が躍動しているのが今シーズンの長崎のもう1つの大きな特徴と言える。若手が躍動しており、試合を重ねるごとに成長を遂げている。開幕当初と比べると別人のように自信を持ってプレーする様になってきた。長崎はここまで面白いサッカーを繰り広げていると言える。