■ 世代交代に成功して若手が台頭中Jリーグで屈指の名門クラブである鹿島は「黄金世代」と言われた1979年生まれの選手がチームを引っ張ってきた。MF小笠原、MF本山、DF中田浩、GK曽ヶ端などは長きに渡ってレギュラーとして活躍。常勝軍団・鹿島をいろいろな面から支えてきたが黄金世代の選手も今年で39才になる。すでにMF中田浩は現役を引退しており、MF小笠原、GK曽ヶ端、MF本山の3人もキャリアの終盤戦に差し掛かっている。
世代交代の遅れを懸念された時期もあったがセレーゾ監督が積極的に若返りを進めた。1992年生まれの選手に有望株が多かったので彼らが「次代の鹿島の中心」と期待されていたがMF柴崎岳、DF昌子、MF土居などが順調に成長。MF柴崎岳はスペインに旅立っていったが1992年生まれの選手が中心となって2016年にはリーグ制覇を達成。クラブW杯では準優勝に輝くなど石井監督の元で素晴らしい結果を残した。
ここ最近はその下のリオ世代の選手も大きな力になっている。23才のDF植田直は高さとスピードを生かしてJリーグでも有数のCBと評価されており、21才のMF三竿健はボランチの軸となって日本代表に召集される選手になった。同じ21才のFW鈴木優は勝負強さを発揮してチームを助けるゴールを何度も決めており、24才の右SBのDF伊東幸の精度の高いクロスもチームの大きな武器になっている。